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ウイルス性胃腸炎
ウイルス性胃腸炎は冬に流行し、最も患者数が多いのがノロウイルスです。
そもそもウイルス性胃腸炎ってなに?
ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどの感染症の総称です。
年齢問わず、毎年流行し、主に冬に多いことが知られています。
ウイルス性胃腸炎の症状とその対処法
胃や腸にウイルスが感染すると、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・発熱などさまざまな症状を引き起こします。
これら全ての症状が出現することもあれば
一部の症状だけである場合もあります。
つまり、発熱や下痢はなく、嘔吐だけの症状もある。
多くは数日から1週間程度で自然に治りますが、症状が激しく水すら飲めない状況が続くと、脱水症状を起こす場合もあります。
※特に子どもは脱水症状を起こしやすいので注意!!
※スポーツドリンクよりも経口補水液がおすすめ!!
必要な水分が取れない場合は点滴などで対処療法を行います。
残念ながらウイルス性胃腸炎に特効薬はありませんので、症状に合わせて嘔吐してしまう場合には「吐き気止め」などを使用します。
なぜスポーツドリンクよりも経口補水液がおすすめ?
普段の風邪ならスポーツドリンクでもOKなんですが、胃腸炎のケースでは腸が傷んでいるのでいつもよりも吸収が良くないんです・・・
そんな状態の時でも吸収しやすいのが『経口補水液』なんです!
経口補水液の作り方
湯冷まし=1ℓ
塩=3g
砂糖=40g
※スプーン1杯ずつ5分間隔でゆっくり摂取するのがポイント!!
お家で気をつけることは?
胃腸炎の感染力はとても強力です。
感染経路は、
●感染した人の嘔吐物
●感染した人の咳
●感染した人が調理したもの
※90〜100度ぐらいで調理したものであれば大丈夫。
●汚染された二枚貝
吐物や便は目に見えない小ささであるので、入念に消毒・清掃を行なってください。
消毒には適切な濃度の「次亜塩素酸ナトリウム」がおすすめです。
※アルコール消毒の効果は薄い・・
そして、手洗いに努めましょう!
ノロウイルス感染症への対応
1〜2月はノロウイルスが猛威をふるい、職場や学校などで集団感染を引き起こすことも少なくありません。
早めに受診した方が良い場合は、
●1歳以下
●ぐったりしている
●水分が全く摂れない
しかし万が一感染した場合も焦る必要はありません。
健康な方であれば数日で症状は改善します。
なにより注意すべきは、他の人に感染を広げてしまうこと。
疑わしい症状がある場合は、無理して仕事や学校へ行かず、まずは病院を受診して医師の指示を仰ぎましょう!
まとめ
今回はウイルス性胃腸炎について記事を書きました。
・ウイルス性胃腸炎は様々なウイルス感染症の総称。
・脱水症状を引き起こすこともあるので、経口補水液療法。
※必要な水分が取れない場合は点滴などで対処療法を行う。
・感染力が強いので適切に消毒対応(次亜塩素酸ナトリウム)で対応し、手洗いに努める。
・早めに受診した方が良い場合は、
●1歳以下
●ぐったりしている
●水分が全く摂れない
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