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日本うつ病学会2023/掲示発表②「小児期逆境体験」について

 東北医科薬科大学の掲示発表です。ノーチラス会で集めたアンケートの集計と考察です。私もアンケートに協力しました。 

 小児期逆境体験とは

①心理的虐待 ②身体的虐待 ③性的虐待 ④心理的ネグレクト
⑤身体的ネグレクト ⑥両親の離婚や別居 ⑦母親への暴力 
⑧同居家族のアルコール・薬物依存 ⑨同居家族の精神障害や自殺
⑩同居人の服役

を指すようです。
 私は、半分以上当てはまります。

 「BD(双極性障害)に偏見を持っていると思っている人の数が多く、適切な支援関係の構築が困難」「(小児期逆境体験を)経験した者への支援には一層の配慮が必要である」と結ばれています。
(分かる気がします。私は家族や医師、カウンセラーが一緒に治療に向かってくれると感じられるまで、長い時間がかかりました。疑ったり、離れたいと思ったり、距離を取ろうとしたりもしました。)

(小児期逆境体験が)「BD(双極性障害)の患者が資源利用や援助希求の行動を起こす際のハードルを上げている」
(もちろんそうですよね。自分の外の世界を好意的に捉えられる人の方が、外に助けを求めやすいでしょうね。自分から援助を求められないのはしんどいことですね。)

 希望はあると思います。こういうデータが出たということは、研究は前進していることだと思うので。それで次の世代のBD(バイポーラーディスオーダー:双極性障害)が今よりも生活しやすく、悪化しにくい日々を送れますように…と思っています。


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