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1分で読める映画マガジン 〜言の葉の庭〜

1分で読める映画マガジン❗️編集長のヒロフミです❗️🎞
このブログを読むことで、作品の知らなかった一面に出会え『気になっていたのでみたくなった』『もう一度見てみたい』と思えるように書いています😊

今回は初の短編映画特集『言の葉の庭』です✨

冒頭にまずはこの映画は
・サクッと映画が見たい方
・実写のような映像美を楽しみたい方
・学生の頃に甘酸っぱい経験をされた方
におすすめの映画です❗️

一世を風靡した『君の名は』『天気の子』を手がけた新海誠監督作品の中でも、短編の映画ではかなり評価の高い作品です!!

私がこの映画をみたのは、映画鑑賞会の隙間時間でした😳
『時間空いちゃったし、サクッと見れる映画ないかな??👀』と探していたところ、一緒に映画をみていた映画通のお友達に紹介して頂いたのがきっかけでした❗️(有難うございました😌)

絵のタッチや、ストーリーの舞台は新海誠ワールド全開でとても繊細に且つ忠実に描かれていました!!
本当に新海誠監督は雨の描写を描くのが上手い😂


この作品の約8割の描写で雨が降っているのは、梅雨の期間での出来事だから。短い間だとわかってしまった恋心と、雨音のようにどこか虚しい感情を重ねたストーリーになっています!


言の葉の庭について

この作品は2013年5月31日に上映されており、新海監督の5つ目の劇場用アニメーション作品です!
新海監督は、『この作品は約8割のシーンで雨が降っており雨は3人目のキャラクターといっても良いぐらいのウエイトがある』とのことをいっています!確かに雨いっぱい降っているな。と思っていましたがこんなにも雨が重要な役割を担っているとは。。。

また、新海監督は上映後のインタビューで

これまでの新海作品のキャラクターは、行き場のない感情や悩みのなかでもがいていたが、今作では他者に感情をぶつけるという新鮮さがある。「今までの作品と変えようと意図していたわけではなく、自然にたどり着いた」という物語は、脚本や絵コンテを通して洗練された。作品の設計図として、セリフやカット割りなど肉付けをしていく絵コンテは、話の流れを考えるとともに「キャラクターの性格や仕草は、絵コンテを描き始めないと見えてこなかったりするんですよ。そこではじめて、キャラクターがどういう肉体を持っているか意識できる」と作品そのものを掘り下げる行為でもある。一連の作業を経て、「純粋に作品としての完成度をあげたい」という思いから46分という高密度の作品に仕上げられた。

と語っています。
もともとできたストーリーやキャラクターではなくて、描いているうちにキャラクターに個性や肉体が宿っていったなんてすごく神秘的ですね✨


あらすじ

高校1年生で15歳のタカオは、靴職人を目指し日々バイトをしつつ製作活動に励んでおり、雨の日の午前は学校にいかず、公園で靴のデザインを考えるのが日課だった。そんな、ある雨の日、タカオは公園の日本庭園で謎めいた年上の女性ユキノに出会い……。
引用:映画ナタリー https://natalie.mu/eiga/film/161728


言の葉の庭感想【ネタバレなし】

なんでタカオは靴職人という設定にしたのだろうか?今の世代の子供で靴職人にスポットを当てるのってどうなの?と思いながら見ていましたが、なかなか自分の気持ちに踏み出せないでいるユキノに、1歩踏み出せるように靴を作るという思いが込められていたんだなと個人的に鳥肌が立ちました😂

そんな気づきはごく一部で、本当に46分?と思うぐらいの濃さのエピソードが詰まっている作品でした!
気を抜いてみているとすぐに起承転結がきてしまうので、気づいたらエンディングを迎えてしまうこともあるのでご留意を。


まとめ

新海誠の作品は内容もそうなんですが、映像も好きです😊
『君の名は』でもそうでしたが新宿が舞台になっていることが多く、一つ一つの場所や雰囲気を私は知っているからこそその映像の忠実さと、表現の幅に心を打たれることが多くあります。

46分でこんなにも人は感動を生み出せるんだな。。。と一人の表現者として私は改めて新海監督を尊敬した作品でした!☀️

ではまた👋

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