支援と分断
おはようございます。
昨日に引き続き今日も災害支援についてです。
今日でこのシリアスな3部作は終わります。
① 人吉豪雨災害は続いている
内容は「支援の紹介」です。
② だからこそ、尊い。
内容は「支援への感謝」です。
そして今回の内容は…
「支援者の戒め」
です。
少しセンシティブな内容なので、不快に思われる方、モヤモヤする方がいらっしゃるかもしれません。
▼ 先日の記事の分析
一昨日の「人吉豪雨災害は続いている」に、現時点で1万円を超えるサポートが集まりました。
熊本支援チームサポーターズに登録してくださる方やシェアしてくださる方も。
本当にありがとうございます。
僕はふだんダッシュボードを活用していませんが、今回は目的をもって分析してみました。
「人吉豪雨災害は続いている」の記事は…
・閲覧してくださった方は通常より多い。
・スキしてくださった方は通常より少ない。
・コメントしてくださった方は通常より少ない。
・サポートしてくださった方は非常に多い。
雑な分析ですが、ここから推測できるのは
「支援しない方を後ろめたい気持ちにした」
ということです。
※ リアクションするに値しないウンコ記事だったという可能性もありますが…
▼ 先輩の経験
僕が勤務している病院の先輩に、ほぼ毎週末に災害ボランティアに行っている方がいます。
その先輩が災害から1〜2ヶ月ほど経った頃に言った言葉が印象的でした。
「最近、ほとんど人吉の状況について聞かれることが無くなったね。たぶん気まずいんだろうね。みんな(ボランティアの話題を)避けている感じがする。」
一昨日の記事と同じことが起きています。
「支援しない方を後ろめたい気持ちにした」
とうことです。
どちらのケースも原因を作っているのは支援者側かもしれません。
▼ 見えない分断
一昨日の記事で「支援しなくて申し訳ない」と思ってしまった方が一定数いらっしゃる可能性があります。
僕の配慮不足で、そう思わせてしまったんです。
これは結構な問題だと思いました。
本当に反省しています。
何が問題なのか、
極端な例え話で考えてみます。
たとえば。
NHKの番組が全て「今まさに飢餓で死にゆく人々のライブ映像と支援先の情報」になり、NHKオンラインで誰が寄付したかが公開されることになったとします。
きっと支援者は増え、飢餓はいくらか改善するハズです。
しかし同時に…
・無理をして寄付する人が出てくる。
・寄付しないことを言えない人が出てくる。
・寄付しない自分を責める人が出てくる。
・寄付しない他人を非難する人が出てくる。
ということが少なからず起きると思います。
きっとNHKの視聴率は下がるでしょう。
一昨日の記事は、この例え話のNHKのようなことをしています。
▼ 「支援しない人」を作るな
支援者は「支援する人」と「支援しない人」に分断しないように配慮した方が良いと思いました。
支援しないという選択は当たり前のことであり、間違っても自分を責めたり、誰かに責められたりすることではありません。
ここで支援者にならなくても、他のタイミングで、他の場所で、他の方法で、他の支援先への支援者になる可能性はあります。その可能性のために、分断を加速させないように配慮した方がいいなぁと思いました。
なんか上手く書けている手応えがありませんが、結論は「支援を集めたいときは、支援しない・できない人の気持ちを徹底的に考えた方が良い。」です。
※ 僕の反省点なので「みんながそうすべきだ」とうお話ではありません。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も素敵な一日をお過ごしください✨
頂戴したサポートは「眼鏡オジサンになる日」を日本記念日協会に登録する費用(15万円)に充てられる可能性がありますので、ご注意ください。