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持続可能な教員生活

SDGsに対する理解

全世界で共通して、目標達成を目指すSDGs。

国際連合広報センターより引用

各学校でさまざまな教科の中で、関連付けて取り扱っていることかと思います。教員に向けて特にこれといった研修などもなく始まったように思いますが、どうでしょうか。17の目標はどれも達成されることが出来れば大変素晴らしいことだと思います。ですが、私自身がこのSDGsに対する理解が弱いと感じています。

学校教育に求めすぎる現状

SDGsの達成目標の4つ目には、質の高い教育をみんなに、とあります。この教育を学校教育とだけ捉えることはしてはいけないと思います。社会教育、家庭教育なども質を高くしなくてはいけません。が、日本の場合、この全てを学校教員に求めています。これでは、教員の心身の健康に悪影響が出てしまいます。しかし、現状新しい◯◯教育を文科省が思いつけば現場にやらせています。このままでは優秀な人でさえ潰れてしまいます。まして、私のような能力の低いものは過重労働を強いられる未来しか待っていません。

教員の能力は落ちているのか

過重労働のすえ、まともに働き続けることの出来る人間はいないのではないでしょうか。教員志望が減るとともに、教員の能力低下が懸念されるかもしれませんが、労働環境のせいで能力を発揮できていない人の方が多いのではないでしょうか。マルチタスクを求められ、常に何かに追われるような生活をして、心身を健康に保ち続けられるでしょうか。能力の低下ではなく、能力を出せていない可能性の方が高いのではないかと思います。

教員は持続可能か

このまま文科省に業務を増やされ続けては持続可能とは言えないでしょう。そもそも、生命の維持が可能ではないかもしれません。教員免許が必要な仕事のみに注力できるようになったとき、この仕事は持続可能になると思います。各校で働き方改革をする取組など素晴らしいと思いますが、大元である文科省からの改革があってこそ、持続可能な教員生活が送れるのだと思います。



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