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リブルを支えてくれる人たち③−1〜KDDIの加藤さん Part1〜

徳島県海陽町の美しい海で牡蠣の養殖をしている株式会社リブルの岩本です。

リブルは誰でもどこでも牡蠣の養殖ができるように、技術を見える化する「牡蠣のスマート養殖」を目指し、宍喰漁協、海陽町、徳島大学、KDDI株式会社と連携協定を結んでいます。

KDDIさんとは、
通信技術やネットワーク面で連携させてもらっています。
担当者の加藤さんには、
牡蠣の養殖を事業化し、会社を立ち上げようとした時期からいろいろと相談に乗っていただき、とってもお世話になっています!!

そこで今回は、
KDDIの加藤さんから見たリブルについて、語っていただきました!

通信の技術を使って、地域の課題解決に貢献する。

株式会社KDDIの加藤です。
現在はDX推進本部の地域共創室という部署で、
地域に関わる仕事をしています。

KDDIは通信事業者なので、
通信の技術を使って地域の課題解決に貢献することが大きなテーマです。

私が地域と関わるようになったのは、
震災の復興支援プロジェクトがきっかけでした。
復興支援室という組織が立ち上がることになり、
メンバーの社内公募があったので、手を挙げました。

このプロジェクトでは、
福島県庁や仙台市役所など自治体への出向も経験しました。
ここで直接的に関わることはなかったのですが、
地域では一次産業の課題が多いことに気づきました。

仙台市役所

そして、地域の課題は
その地域の自治体の人が把握していることもわかりました。
そのため自治体の人の話を直接聞けるイベントは、
積極的に参加するようにしていました。

リブルとの出会いは、徳島県主催のマッチングイベント。

リブルと出会ったのも、徳島県が主催したイベントです。

2017年、徳島県の市町村の自治体と企業をマッチングするイベントが
東京の霞が関で開かれると聞きつけ、参加してみました。

そのイベントは、サテライトオフィス誘致がメインのテーマで
フットワークが軽いベンチャー企業を主なターゲットにしていたようで
場違いかと思いつつも参加したのですが(笑)

そこに海陽町もブースを出していました。
明確な目的があったわけではないのですが、
いくつかの自治体ブースを回っている中で
たまたま海陽町ブースにも立ち寄って話を聞きました。

そこに海陽町の町役場の人のような顔をしてブースにいたのが、
早川さんだった
のです(笑)。

その時は特に具体的な進展はなかったのですが
早川さんと海陽町は印象に残ったんですよね。

→このイベントは、海陽町の坂東さんに早川が連れられて参加したイベントです!坂東さんの話はこちら↓から

KDDIが地域共創を広げるタイミングで、リブルが立ち上がる!

その後、KDDIではこれまでの経験を活かし、
具体的な地域共創モデルを増やしていこうというタイミングが2018年にありました。

そこで、ふと前年のイベントを思い出し
早川さんとなら何かできるかな?と思って連絡してみたのです。

そうしたら、ちょうどリブルの立ち上げ時期で、
岩本さんが個人でやっていた牡蠣養殖を
事業化しようと動いているとのこと。

さらに、リブルという企業を立ち上げるにあたり、

・牡蠣を安定して生産できるか?
・牡蠣の成品以外の事業の柱を作れるか?

という課題があると聞きました。

また、牡蠣の養殖法は、
稚貝を付けたら海中で自然に育つのを待つ垂下法ではなく
計算しながら人の手を介して育てるシングルシード方式を採用していると聞きました。

↓シングルシード方式について詳しくはこちら

それならば、ITを使ってスマート化できるのではないか?と考えたところ、
リブル側からもデータを取って生産に活用することに興味があると言ってもらえました。


シングルシード方式で育てられているリブルの漁場

しかし、牡蠣の養殖に、ITがどのような形で活用できるのか、まだ誰もわかっていません。

そのため、

どんなデータを取れば良いのか?
データを使って何ができるのか?

と、まったく手探りの状態でディスカッションすることからスタートしました。

リブル、宍喰漁協、海陽町、徳島大学、KDDIで包括協定を結んだのも、ちょうどこのあたりの時期ですね。

ーー

ここまでKDDI加藤さんに
リブルとの出会いから包括協定までお話しいただきましたが
中身が濃いお話がまだまだ続きますので
続きは次回に!

次回は、データの活用法などスマート養殖の構想を決めるまでについてお話していただきます!

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