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リブルを支えてくれる人たち②〜海陽町役場の坂東さん〜

徳島県海陽町の美しい海で牡蠣の養殖をしている株式会社リブルの岩本です。

リブルの拠点は、徳島県海陽町の那佐湾です。
透明度の高い、とても美しい海で、前回の宍喰漁協の長尾参事もお話していたように、牡蠣の養殖には向かない「牡蠣不毛の地」と言われていました。

つまり、同じように牡蠣の養殖をしている人は誰ひとりいない場所です。
新たな取組なので、各方面の調整がいろいろと大変だったのですが、その際にとてもとてもお世話になったのが海陽町役場の坂東さんです。

実は、岩本と一緒にリブルを創業した早川、高畑との出会いも、坂東さんがつなげてくれました。

今回は坂東さんから見たリブルについてお話していただきます!

リブル創業は、海陽町で生まれた人のつながりから。

海陽町の坂東です。
現在は地域包括ケア推進課で介護保険などを担当していますが、以前は産業観光課にいました。そこで地域創生の一環で、企業誘致を担当していました。海陽町内に県外の企業に使ってもらえるようなサテライトオフィスも作ったんですよ。

その中で人とのつながりが生まれてきて、そこでリブルの創業メンバーである早川さんと高畑さんと知り合いました。

一方で、水産振興業務も担当していて、海陽町内の3つの漁業をサポートする仕事もしていました。
そのときに「宍喰で牡蠣養殖にチャレンジしている若い人がいる」と聞き、岩本さんの存在を知ったんですよね。

牡蠣の養殖は、高齢化が進む水産業に若い人が入ってくる可能性を感じた。

水産業は、従業者の高齢化、後継者不足が課題となっています。

もちろん海陽町も例外ではありません。

若い人に後を継いでほしいですが、
そもそも現在の漁師さんたちが子どもや孫に継がせたがらないんですね。

理由は、漁師は危険と隣合わせで、収入が安定しないから。

漁業は今日穫れても明日穫れるとは限りません。収穫高が読めない仕事です。

海陽町の人間として、私も高齢化が進む現状を変えたいと思っていたところ、
岩本さんがチャレンジしている牡蠣の養殖には未来があると感じました。

海陽町でも鯛などを稚魚から育てる魚類養殖は行われていましたが、
リブルの牡蠣養殖はタネ(種苗)から自前でやっています。
ゼロから育てていくやり方は
より安定した生産が可能ですし
種苗を他所に販売することで経営を安定させることもできます。

また、漁場も穏やかな海を利用しているので
安全性も高い
です。

この新しい水産業なら、若い人が新たな担い手として入ってくれるのでは?と期待感がありましたね。

リブルの活動から、海陽町に新たなネットワークが生まれる。

実際にリブルが活動することで
新たなつながりを海陽町にもたらしてくれています。

霞が関で企業誘致のイベントがあり、
地方自治体がサテライトオフィスを検討している企業の前でプレゼンをする機会があったのですが、
そこにお手伝いとして早川さんに来てもらいました。

そのイベントをキッカケにしてKDDIさんとつながったり、
リブルのネットワークが拡大しています。

最近は「海陽町に勤めています」と言うと
「リブルって会社、知ってますか?」と聞かれることもあります。

水産業が、海陽町の子どもたちの当たり前の選択肢となるように。

私自身としては、
リブルのような新しい水産業の形が増えていくことで、
水産業を次世代が安心して継続できるような産業にしたいという思いがあります。

水産業での働き方は、漁師とは限りません。
流通、販売、PRなど、たくさんの働き方があります。

リブルのようなスタイルも、もちろん選択肢のひとつ。

海陽町の子どもたちの当たり前の選択肢として、水産業という仕事が候補になるようにしたいです。

牡蠣が苦手でも、リブルの牡蠣はパクパク食べられる!

最後に、リブルの牡蠣について。

実は私、こんなおいしい海産物の宝庫に住んでいながら
あまり魚介類が得意ではないのです。

船酔いもするし、ニオイもあまり…
特に牡蠣の独特のコクとニオイは、ハッキリと苦手です(笑)。

そんな私ですが、
リブルの牡蠣はまったく違う!

やはり海水がきれいな海で育てられているおかげなのでしょうか。
透き通った味がして、パクパクと何個でも食べられます。


こんなにたくさん牡蠣を食べる自分に驚きました(笑)。

クセがないので、いろいろな料理やお酒に合わせやすいと思います。
牡蠣が苦手な私でも自信を持っておすすめできるので、
ぜひ食べてみてほしいと思います。

できれば海陽町に来ていただき、
リブルの牡蠣を育んだ美しい海を見てから食べると、おいしさ倍増かもしれません(笑)。

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