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【Rebase社員インタビュー#02】「強みを活かせる部分と、スピード感のある部分が好き」Rebaseでマーケター×エンジニアとして働く【後編】

Rebaseでは「Get Together 和をひろげる」をミッションに掲げ、たくさんのことのはじまりに満ち溢れた世界を目指しています。そんなRebaseで働くメンバーが日々どんな業務をしているかや社内や部署の雰囲気など「Rebaseのリアル」をお伝えする企画です。

第2弾では、2017年5月からRebaseに参画し、取締役兼Growth部門のディレクターを務める石田アレックスさんにインタビューを行いました。

後編の今回は、Rebaseにおけるマーケターとしての働き方や社内の雰囲気など、Rebaseについて知っていただける内容になっています。

■前編はこちら



当初と今ではフォーカスに変化がある


ーRebaseではどんな業務から始めましたか?

ビジネス側として、当初は現状把握やお客様理解のために予約数などの主要KPIを把握できるダッシュボードを作りデータを準備することから始めました。重要なデータが見えない状態で戦うのは「目隠しをして戦う」のと同じで、意思決定の質が下がりやすくなってしまいます。なので、まずは現状把握をちゃんとできる状態を目指しました。

そして、instabase(インスタベース)の使われ方を深堀りしていきました。データを見てみると、何パターンかのユーザーセグメントが見えてきました。例えば、スペースを使って生業(塾・講師業・商談等)の提供を行っている方、パーティー利用、レンタルサロン利用、スタジオ利用などのセグメントで切って、それぞれの対象に対してどのようにアプローチできるかを考えるためにユーザー分析をしていました。

そもそも海(Rebase社長の佐藤)のビジョンとして、全員に場所を提供したいという思いがありました。それを実現すべく、マーケティングではそれぞれのセグメントに刺さる訴求ができるよう、当初は4〜5セグメントに分けてニーズ・シーン・使う文言等をカスタマイズして訴求していきました。また、LTVを基準に優先度をつけ、コアターゲットとサブターゲットにわけ、特にコアターゲットの周辺はマーケ〜プロダクト体験まで、一貫してなるべくスムーズにコンバージョンできるよう注力してきました。

その時時によって、会社にとって必要なスキルを、(採用のみならず)自分でも積極的に埋めに行きました。例えばインスタベースの事業内容の性質上、検索体験からコンバージョンまでをスムーズにしていくことは非常に大切です。そこで、今の個人的な得意領域にもなっているSEOやPython/SQLを使ったデータ分析を勉強しました。課題領域に関しては数人の小さなチームを組み、徹底的にPDCAサイクルを回しました。必ずしも統計的に意味のある施策検証をできていたかは、今考えると疑問ですが、スピード優先で数々の実験ができました。Pythonはコロナのリモート時期が重なって、学習に集中できたのでその期間に学んで実践した開発や機械学習の技術が今の仕組みに強く活かされています。なので、元々専門じゃないものも、やる気と継続した努力があれば得意分野に変化させられることもあるのだと体感しています。


ー現在フォーカスされていることはなんですか?

私の一番の役割は、Rebaseの既存事業や新規事業が持続的に成長し続けていく状態を作ることです。また、ディレクターとしてグロース部門をリードする役割と、一人のグロースマーケターとして手を動かす業務が実際にはあります。

グロースマーケティングにおいてはファネルの上から下までをすべて見ます。獲得からコンバージョンまで一貫して見ることで、例えば「コンバートしない人を連れてきてしまう」というような変なインセンティブが働かないようにできます。また、サイトに来たあとどういったスペースと出会えるかも重要です。そこでデータ分析や検索アルゴリズムの作成・運用をやったり。最近は自分でも開発が少しだけできるようになってきたので、社内用データ・アプリケーションのデータエンジニアリングやReactコンポーネントの開発をする機会もあり、とても楽しませてもらっています。

日本ではまだまだメジャーではないですが、「グロース」という捉え方ってとっても面白いんですよ。マーケティングって、最近の傾向では、既に商品があって、どのように売るか、という考え方をしてしまうケースも多いと思います。でも一番理想的なのは「努力をしなくても売れる状態を作ること」だと個人的には思うんです。そこで「グロース」では、そもそも顕在化するニーズが何なのかを実験で実証していったり、プロダクト自体が人を呼ぶ状況を作ったり、プロダクト自体が流通チャネルに徹底的に食い込む状態を作ることを目指したりします。「人に喜ばれるサービス」が自然に伸びていく状態をどう作れるか。難しいですが、これが「グロース」の醍醐味だと思っています。


素直に選択することで、マーケターとエンジニア的な側面を持つようになった


ー今、一番面白い業務はなんですか?

あまりやれていないのですが、個人的にAIがすごく好きで、面白いです。特に英語だけでいうと、人間の平均以上の回答ができるものを、人自身が作れているんですよ。すごすぎませんか?昔からエクセルでツールを作るのが好きだったんですが、最近はAIを使っていかにプロセスを効率化するか考えるのが最高に楽しいです。例えば人間5人が集まって時間をかけて考えていた作業が、5分くらいで行えたりする。しかもAIの能力は今後上がっていくばかりです。近い将来、苦手なことはすべてAIにお願いすればいい時代が来るかもしれません。ここにロマンを感じますね。


ー仕事をする中で重要視していることはありますか?

色々試してみることです。広告運用を自分で本気でやってみると、如何に自分の直感が間違っているかを痛感します。結局変動しているものが多すぎる・速すぎる現代においては、取れているデータだけにおける予測も重要ではありますが、それよりも、行動を通したデータ収集とスピード感をもった適応がより重要だと考えています。

キャリアで言えば、理想的に行けば、自分が好きかもと思った職種で働き始めるじゃないですか。そして、イヤイヤやる期間も含めて何年も時間を費やして積み上げていきますよね。その中で、自分の「好き」に対して素直な気持ちを持って我慢しすぎずに行動するべきかなと思います。結局「好き」なことのほうが良いアウトプットが出せることが多いですしね。ただ、好きを仕事にできるためには死ぬほど努力する必要はあるわけですが…。今の私は好きを追求した結果マーケターでもありつつエンジニア的な側面も持っている状態になりました。

もっともっと素直になればよかったと思うこともあります。後悔というレベルではないのですが、大学時代から専攻をコンピューターサイエンスにすればよかったなとか。でも、結局は最初のパスが変わるだけで、時間が積み重なれば自分のいるべき場所に落ち着くので、どんな道を通ろうともコンスタントな努力をすればやりたいことに気づけるはずですよね。


成功パターンは人それぞれ自分で作れるもの。スピード感を持って試算を打ち、強みを活かせるRebaseの環境


ーRebaseの好きな部分はどこですか?

たくさんの施策をスピーディーに打てることです。Rebaseが一番結果を出せる時って考えすぎずに色々やってみている時なんですよ。やってみた結果、何が効果的かが分かればいいだけなので、行動にバイアスをかけることも重要かなと思います。

さらに、その人自身の強みを生かすという意識がしっかりとある部分はとても良いなと思っています。例えば僕はもともとプログラマーではないけれど、検索アルゴをやらせてもらっています。

昔の私は営業も得意、人と話すのも好き、大勢の場も得意、人前に出るのが好き、みたいな理想的なビジネスマンを目標にしていました。そうならないといけないんだと、自分に言い聞かせていました。そしてどこか、自分はそういう人物ではないのだということもわかっており、そのギャップにかなりのストレスを感じていました。ただ、Rebaseで働いてみて、そんな姿を無理矢理追う必要はないんだなと、成功パターンは人それぞれにあって自分で作れるものなんだ、と学ばせてもらいました。

もちろん100%の時間好きなことだけするのは現実的に難しいので、今の良い環境を維持するために、現状に甘んじず、恩恵を得られているうちに次の結果を取りに行けるように日々動いています。


ープライベートと仕事の両立はいかがですか?

Rebaseはありがたくも、プライベートに対する理解が深いです。妻とは共働きなのでお互い家庭のことを半々担当しているので、仕事の時間を自分で調整できたり、コアタイム以外の時間にリモートで仕事ができたりなどの仕組みはすごく助かっています。


僕と海の出会いも「ことのはじまり」


ー好きなValueを教えてください。

Rebaseでは、Missionである「Get together 和をひろげる」を達成するための行動指針として以下4つのValueを設定しています。
We Are Mission Driven.    私たちはMissionドリブンです。

We Are Passionate.     私たちは情熱的です。
We Exceed Expectations.   私たちは期待を超えます。
We Scale.         私たちはスケールします。

どれも結構好きなのですが、まずは仕事柄「We Scale.」がすごく好きです。また、その前提としてPassionがないとScaleする方法も思いつかないし、どうでもいいことは頑張らないので「We Are Passionate.」も重要だと考えています。


ーRebaseのMissionである「ことのはじまり」を実感する瞬間とは?

冒頭の話にもありますが、Rebaseに誘われたタイミングはまさに「ことのはじまり」だなと思います。誘われた場所はレンタルスペースではなくて焼肉屋さんでしたし、ご飯を通していましたが。スタバで海と出会った瞬間もそうですね。

このような「ことのはじまり」を、インスタベースやTOIROなど私たちの事業を通じてユーザーの方にも経験していただき、少しでも多くの方々の人生に良いインパクトが与えられたら良いなと思っています。


ユーザー目線の新規事業でインパクトを拡大させたい


ー今後のRebaseで実現したいことはなんですか?

次なる新しいものを作ることです。インスタベースでは場所を使ってくださった方の人生に影響を与えられているはずなので、そこに追加で新事業を行い接点を増やしてインパクトをもっと拡大させていきたいです。TOIROも、今後多くの施策を試していくつもりです。また、芽を増やすために種を撒いてうまくいくものを探したいです。

これからも、僕らの強みである色々試してみる部分、スピード感を忘れずに、美味くいくものを優先して実行したいです。また、事業を進めるときに僕らよがりになりすぎず、ユーザー視点を忘れないようにし続けたいと思っています。


ー人生の中で挑戦したいことはありますか?

0→1にはロマンがありますよね。今の自分は「0→1に憧れる、1を8にするのが得意な人間」だと思っています。将来的には0から1を生み出すことをやれる人になりたいです。


ーこれからのRebaseにはどんな方に来ていただきたいですか?

マーケティングの話にはなりますが、自分の得意な領域とデータを活かして事業を伸ばしていきたい方ですね。

あとはユーザーさんの立場になって考えられる人です。データから見えるのは結果や傾向値なので、その背景や原因にあるユーザーへの共感力が必要なんです。「どうしてここで離脱しているのだろう?」「このシステムは使いづらくないかな?」「ボタンぽちぽちするの難しくないかな?」と考えられる共感力があってそこから問題を解決しようと動ける方にぜひ来ていただきたいです。

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