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飲食アルバイト50代お局様‼第6話 お茶の席でも私が質問しようとすると遮るお局  

この人・・・お局2号さんと言う人・・・シンプルに性格悪いぞ?

私はいないものとして一号さんだけに話し続けるお局二号。
お店やお店にいる人間の悪口が言いたいならそれで良しとしよう。
でも私がわからない話をするならせめて解説位してくれるのが良き先輩なんじゃないかい?

せっかく仲良くなろうと思って話をする場を作ったのに私が質問しようとするとしゃべらせまいと遮って仲間外れにしようとしている。
これってイジメでは・・・?

こういう事って実は初めてじゃないけど残念です、先輩・・・


二号さん「ほんと気持ち悪いよねー、私が熊田さんと話してたらじーっとこっち見てんの。マナさんの事もじっと見てるしさ。」
一号さん「そうそう洗い場の方からもじっと見てんのー、キモーい!」
ネズミ山さんは相当嫌われているようだ。
そんなに言うほどキモかったっけか?何か実害あったのかな?

私 「何かされたんですか?」
一号 「もう生理的にダメなの!遅刻してくるしだらしないの! 出勤時間になっても来ないから社長が電話かけたんだけど携帯代払ってないから使用停止になってたんだって。四十七歳だよ?信じられないでしょ?飲食店なのに髪長いしさー。さっさと切れよ!」

話を聞くとネズミ山さんは嫌な事を言われたり迷惑をかけられたわけじゃなくて生理的に受け付けないことが原因で嫌われているようだった。
遅刻や長い髪は良くないけどそんなの社長が注意することだしな。
携帯代払えないってどんだけ貧乏なの?とは思うが。
にしても見てるだけでそんなに嫌われるって・・・

・・・つかホントに見てるのか?こんなオバハンたちを?
気のせいじゃないかな・・・

変質者に狙われた女子高生のような潔癖さで「キッモーい!」を連発する推定五十代の彼女たちに違和感を覚える。

少女のような潔癖さでキモいを連発するアラフィフ女性


けど、話してたら見ちゃうか。話の内容気になるし自分も輪の中に入りたいって思うもんな。
二人はずっと店の愚痴やら不満で盛り上がってる。
うーん・・・。

私、この場に来るのちょっと早すぎたかも。
話に加わろうにも登場人物全然わからんし聞くと怒られるしここにいても時間の無駄だ。
「あの・・・私そろそろお迎えの時間なんで帰ります。」
えへへと愛想笑いをして私は二人を残し席を立った。

仕事を通じて交友関係が広がるかなーなんて期待してたけどそう簡単にバイト先で友達なんてできないよな。
仕事でも人間関係でもわからないことが多すぎる。仕事もコミュニケーションもまず最低限の教養が無いと仲間とすら認めてもらえないのだ。
少しづつ仕事を覚えながら距離を縮めていこう。



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