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「他社に内定を頂きました」

上司に告げる退職理由は大体これだと思います。でも実際は、そこにたどり着くまでの道程が本当の退職理由。私の場合はこんな流れでした。

1.やりたい仕事が無くなった

諸般の事情で会社の方向性が変わり、それまでじっくり腰を据えてやっていた仕事が否定され、無くなりました。
幸い評価や給与は下がらず、次のミッションも設定されたのですが、40代という大切な時期に、精神的にもキャリア的にも大きなダメージを受け、モチベーションを失ってしまいました。

2.将来の自分への期待が無くなった

40代は、自分のゴールがリアルに見えてくる年齢だと思います。
前述のような状況で、しかも会社も順風満帆とは言えず、10年後に何かを成し遂げている自分、20年後に達成感の中で締め括りをしている自分が想像できなくなりました。

3.幸い、転職できる可能性はあった

自分の市場価値を確認するために、20代から転職サイトに登録してキャリアシートを更新しています。たまにスカウトは来ていたので、贅沢を言わなければ何とかなる、と思えました。幸い転職市場が活況なIT業界ということもあり、生活に困窮しない程度には何とかなるだろうと思えました。

4.行きたい会社から内定を頂いた

1回目の転職では10社ぐらいに応募しましたが、今回は第1希望の会社だけに応募して内定を頂きました。

ちなみに多少知っている会社ということもあり、転職エージェントを使わずに会社のウェブサイトから直接応募しました。年収の何%のような成功報酬をエージェントに払って頂く必要もないとの判断です。

※ヘッドハンティングではありません。

5.こうして上司に報告しました。

こうして上司に退職の意向を告げました。
タイトルの通り、行きたい会社に内定を頂いたから辞める、という理由だけを話しました。会社への不満を言うと揉めるからNG、という一般的なセオリーに従ったのですが、残念ながら最後の上司とは全て腹を割って話せる関係ではなかった、というのも大きな理由です。

退職理由がどんなものであれ、決断に際して「直近の上司との関係性」は強く影響すると何かで読みましたが、本当だなあとしみじみ思いました。もし歴代ベスト3に入るぐらいの関係性になってしまっていたら、転職の決心が大きく揺らいだかもしれません。

ともあれ、退職することが決まったので引き継ぎやご挨拶などが始まりました。次回は辞めるに際してのあれこれを多少フェイクを入れつつ書きます。

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