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美容師志望の高校生が挫折を経て、マーケターに。24歳で3社の経営に携わるまで

こんにちは!マーケティング支援会社・株式会社Reaplus代表の松元 詞音(まつもと しおん)と申します。

私は現在24歳ですが、自分が代表を務める会社を含めて3社の経営に携わっています。

しかしこのような未来は、最初から思い描いていたものではありません。高校のときに経験した挫折、学生時代のインターン、独立してから手探りでたどり着いた法人化…さまざまな経験を経て、現在にたどり着きました。

そこで今回は、法人を設立するまでの道のりを振り返りながら、経験を通して私が「大切にしたい」と考えたことや各フェーズでの学びをお伝えできればと思います。

「どうしてその選択をするに至ったのか?」「その結果どのようなことが起きたか?」正直に書きましたので、現在学生インターンに打ち込まれている方や、大学卒業後すぐの独立・起業を考えている方々の参考になれば幸いです。


浪人生は「無職」。美容師の夢を諦めた高校時代

高校の頃の私の夢は、美容師になることでした。

進学先も美容専門学校を目指していたため、まわりが大学受験に向けた勉強をするなか、さまざまな美容室に通ったり、美容専門学校のオープンキャンパスに行ったりと、受験勉強とは無縁の高校生活を過ごします。

しかしその中で気づいたのは、「美容師」として働くことの過酷さでした。お客さんとして美容室に通っているだけでは見えない技術の裏側や日々の努力に触れ、解像度が高まるにつれて「私には無理なのではないか」と不安になったのです。

私は高校3年生の受験期を目前にして、美容師になる夢を断念しました。受験勉強をしておらず入れる学校もなかったため、そのまま浪人することになります。

浪人時代は、大学生活を楽しむ高校時代の友人たちと自分を比べて落ち込む日々でした。

特に大きな衝撃を受けたのは、アルバイトの面接を受けるにあたって履歴書の職業欄に「無職」と書いたときです。「そうか、私は世間から見れば『無職』なんだ」と改めて再認識し、挫折感を味わったことを覚えています。

こうして1年間の浪人生活を経て、私は晴れて大学生になりました。浪人時代に味わった「まわりから遅れをとる」ことへの不安から「もうこんな経験をしたくない!」と、早いうちから社会に出ることを考え、インターンに打ち込むようになります。

現在にも活かされる、インターンで身につけた3つの力

就職活動では失敗しないよう「自分には何ができるのか?」を意識して、知識やスキルを積み上げたい。

そう考えた私は、大学入学後インフルエンサーマーケティングやデジタルマーケティングなどを手がける広告代理店でインターンを始めます。

少しでもできることを増やしたいと、携われるプロジェクトにはなんでも顔を出すスタンスでいました。

その結果マーケティングに関する知識はもちろんのこと、経営やディレクションなど普通では関われないであろう領域までを、3年間のインターンで経験させてもらうことができました。

当時学んだことの中から、特に今でも役立っているものを3つご紹介します。
(もちろん、すべての経験が今の自分を作っていることは言うまでもありません。)

①複数のプロジェクトを同時進行するマネジメント力

「複数のプロジェクトを同時に管理し、期限内に成果物を提出する。」常にマルチタスクが求められる広告代理店でのインターン経験は、経営者としてプロジェクトのタイムラインを効率的に管理し、メンバーに明確な期限と目標を設定する際にも役立っています。

②限られた時間と人で、最大の成果を出すためには?リソースの効率化

インターン中は、限られたリソースと設定された期限の中でいかに成果を出すかを考えていました。タスクの優先順位を明確にし、人や時間の必要なリソースをうまく配分する能力は、確実にこの頃に身についたものでしょう。

③「未経験」≠「不可能」。やったことのないことへの取り組み方

今でこそ会社のメイン事業となっている広告運用も、インターンで初めて経験しました。最初はなかなか成果を出せませんでしたが、自主的に広告運用担当者と話したり、書籍やインターネット上の講義で情報を集めることで、徐々に自信が持てるようになったのです。

「未経験」は、「不可能」ではない。今でもよく自分に言い聞かせています。

変化に対応できる人材になるには「ビジネス基礎力」が必要。新卒フリーランスとなったわけ

大学卒業後、私は新卒でフリーランスとなります。最初は就活を見据えて始めたインターンでしたが、すでに正社員と同じくらいの業務範囲と業務量をこなしていたため、自分の力を試したいと思うようになったのです。

また、「ビジネス基礎力」を上げたいと感じたのも、フリーランスを志した要因の一つです。

私はインターンとして働く中で、変化の激しいこれからの社会で生き抜いていくには、時代や環境が変わっても役立つ「ビジネス基礎力」が、スキルと同じかそれ以上に大事だと考えるようになりました。

※ビジネス基礎力:組織の中で期待される成果を継続的に出すために必要な知識・スキルのうち、職種・業種・役職を問わず共通して必要になる基礎的な力。事業経営に関する知見やマネジメント力、実務に基づいた会計知識など

KOKUYO-MANA-BIz」より

インターンで身につけた広告運用はあくまでも「スキル」であり、時代が変われば使えなくなってしまう可能性があります。また、就職して同じ業界で同じ業務を繰り返す毎日ではさまざまなスキルを同時並行で身につけるのが難しく、環境に合わせて柔軟に生きられる人間ではいられなくなるかもしれません。

このような理由から、多少の苦労は負ってでもフリーランスとして「ビジネス基礎力」を培い、常にアップデートし続ける人間として生きることを決めました。

いつでもまわりの助けになれる人でありたい。3社の経営に携わる24歳の経営者

こうして私は新卒フリーランスとして道を歩み始め、独立して3ヶ月で株式会社Reaplusを設立しました。

最初はいつ仕事がなくなってもおかしくないような状況でしたが、たった3ヶ月で法人設立まで事業を伸ばすことができたのは、まわりの人に恵まれたことはもちろん、ここまで磨いてきた「ビジネス基礎力」のおかげだとも考えています。

広告運用の他に、法務・財務への知識、ディレクション、チームビルディングなどを総合的に学んできたことで、いただけるお仕事の内容も収入も大きくなったのです。

株式会社Beaileや株式会社UtataneのCOOを務め、3社の経営に携わるようになったのも、このような「ビジネス基礎力」を活かして、各法人の代表に対して経営支援や法人設立に向けた準備のお手伝いをすることができたからこそでしょう。

こうして3社の経営に携わるようになった私は今、インフルエンサーマーケティングを軸に数多くのプロジェクトで企画・マーケターとして携わらせていただくようになりました。

私の経営する株式会社Reaplusでは「社会に多くのスポットライトを」をコンセプトに、新規顧客に向けたプロモーション支援を展開しています。私自身もZ世代であり、所属するインフルエンサーも同世代であることから、Z世代の見込み顧客をターゲットとした施策が得意分野です。

「人や商品、サービスには必ず当たるべき”スポットライト”がある。私たちはそれらに多くのスポットライトを当て、存在に気づいてもらう手助けをしたい。」そんな想いから、私たちはできる限りの手段を尽くしてお客様のビジネス拡大に貢献していきます。

また、私個人としてはこれからもマーケターとしてではなく、経営支援や事業開発などさまざまなスキルを活かして、誰かの助けになりたいと考えています。まわりの人にどんなハプニングが起きても助けられる、湖のような人になりたいと思っており、今でも日々の自己研鑽は欠かせません。


現在Reaplusでは一緒に事業を支え、盛り上げてくれる仲間を募集しています。マーケティング経験者の方はもちろんですが「マーケティング未経験だが、実践の場で学んでみたい」「将来的には、独立を視野に入れている」という方も歓迎です!

Reaplusの成長だけでなく、自分自身の成長も視野に入れられる方とぜひご一緒したいと考えています。まずはフラットにお話しましょう。お気軽にXのDMまでご連絡ください!


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