AB テストとは？基礎をご紹介。

リアル成果マーケティング株式会社

2021年11月19日 13:37

マーケティングの担当者の方なら、一度は「AB テスト」という言葉を
聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回はAB テストについての手法や実行するうえでのポイントなど、
基本的な内容をご説明いたします。

■そもそもAB テストとは？

AB テストとは「AパターンとBパターンではどちらがよいか」というように
２つのものを比較するテストです。
※状況によっては、3パターン以上を比較することもあります。

インターネットマーケティングでよく行われる手法で、
バナーや広告文、Webサイト、アクセス数や成約率などのデータを比較し、
成果が出ているほうを採用します。

■AB テストの必要性

・リニューアルのリスクを回避する
リニューアル後のものがCVRが低下する内容だった場合、
大きな損害を生むリスクを孕みますが、AB テストをすることで
リスクを回避することができます。

・ホームページやランディングページの精度を上げて収益をアップさせる
適切な改善により問い合わせや注文が増え、収益がアップする
可能性があります。

・コストをかけずに成果をアップさせられる可能性がある
丸ごと作り直すとコストと手間がかかりますが、AB テストをすることで
リニューアルすべき要素が分かります。

■基本的な流れ

AB テストの基本的な流れは、大きく分けて3つのステップで実施します。
1回のテストで終了する場合もありますが、
目的によっては、下記の流れを繰り返す場合もあります。
1、準備（目的の整理、目標設定、現状分析、仮説立て、
　テスト内容の決定など）
2、テストの実施
3、結果分析（テスト結果の評価、結果に対する要因分析など）

■ポイント

1、Aは従来のもの、Bは新しく試すものです。
　つまりこのような考え方です。
　 A：現段階である程度の成果が出ているもの
　 B：それに対して、より良いものを見つけ出すもの／チャレンジするもの

2、AとBは同時にテストしましょう。
　公平な比較をするためです。
　例えば最初の1か月はA、翌月はBといった方法でテストした場合、　
　季節要因などのテスト内容以外の要因が、結果に影響してしまう
　可能性があります。

3、テスト中は極力変更を加えないようにしましょう。
　こちらに、公平な比較を行うためです。
　テスト中に変更を加えてしまうと、何による影響だったか等
　良し悪しの判断が難しくなってしまいます。

■AB テストが行われるシーンと方法

・Webサイト・ランディングページ
トップページのメインビジュアルの内容や、リンクボタンの位置、
入力フォームの項目など一部を変え行います。

・インターネット広告
リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などでも
広告クリエイティブのAB テストがよく実施されます。

広告の役割は、サイトへ集客をすることです。
ユーザーが興味を持ちクリックしてもらえないと、クリック率（広告が表示された回数のうちクリックされてサイトにアクセスがあった割合）が低くなり結果として集客数も少なくなってしまいます。
クリック率は、広告文やバナーのクリエイティブに大きく左右されます。

広告のAB テストでは、異なるクリエイティブの広告を
２つ用意し一定期間同時に配信し、クリック率などを検証します。