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転職目的を考える

転職を考えるとき、人は色々なことを想像すると思います。
今の状態のどこに物足りなさを感じているのか、理想の状態を求めるために何を選んだらいいのか、など。
私が転職エージェントをしていた時、たくさんの転職事例を近くで見てきましたが、求職者の皆様は本当に色々なことを考えていました。
例えば以下の事例。

・転職のきっかけ
子どもが生まれたことをきっかけに家族との時間を大事にしたいと思い始めた。
現職では三交代制のため夜勤も定期的にあり、この先家族とすれ違う可能性もある。

・転職目的
規則正しい働き方を実現することで、家族と過ごす時間が増え、子どもの成長のために色々な経験を家族と一緒にしていきたい。

・転職活動の結果
前職:地元の工業系メーカーの製造職
現職:建築資材の法人営業職

・意思決定の決め手
土日休みで、残業時間も月20時間ほど。
社員の多くが家庭を持っているため、子どもの送迎や家庭の事情に寛容であり、社風が合致した。
全ての希望条件が叶った訳ではなく、年収もダウンしたが、家族との時間を大事にできそうという点が決め手。

この事例ではキャリアチェンジになりましたが、求職者はかなり悩まれていたため、私も最後まで懸念払拭に尽力しました。
意思決定までに条件面談を複数回実施したり、社内見学を通して入社前後にギャップがないかを確認していただきました。
その結果、家族の理解も得られ、納得した形でご入社に至りました。

特にキャリアチェンジの転職は、本人以上に家族も不安になると思います。
オファー内容だけでなく、今回の転職目的が叶うかどうかを慎重に判断いただくことで、納得度高い意思決定が実現した事例です。

転職活動が進むと、内定を獲得したかどうか、オファー内容がどうか等、どうしてもこのあたりに気持ちが傾いてしまいがちです。

しかし1番大事なことは、今回の転職目的が叶うかどうか。

叶わないとしたら、どの点がどうなれば叶うのか。叶うとしたら、どの点が叶っているのかを慎重に考えていただき、意思決定されると良いです。

何よりも転職を通して、現状よりも気持ちが前向きになれたら良いですね!
今回は以上となります。

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