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勉強よりも好きなことが大事と、高学歴の人が言ってた話

就職先は地方の家族経営の町工場。84歳社長が全てを取り仕切っている。
社長が死んだらどうなるか、誰にも分からない。

過去の話。

前に会社のブランドの話をした。今回は高学歴な人達の話を2つ。
高学歴の一部の人達のよくわからない言動。


高学歴の人が集まって、勉強をしない学校を作った。

授業もテストもない、毎日自由に好きなことをする学校(デモクラティックスクール)を作った。
その時の立ち上げメンバーの5人の学歴が面白い。

偏差値的には、日本で2番の国立大学、日本で1番の女子大、日本でトップ2の私大、地方の国立大、そして僕が一番低くて高専の専攻科(一応、国立で大卒資格有り)

そんな人たちが「子どもの頃から勉強よりも、好きなことをやった方が良い」と言って学校を作る。

田舎の山奥で集まった人たちなので、その時は誰も正社員をしていなかった。その時点で変わり者の集まりである事は間違いない。

説得力が有るのか無いのか分からない。


自分たちは普通?

何かのイベントで20代前半の頃、田舎の古民家みたいなところに集まって泊まった。
学生時代に地域活性化系の活動をしていた時の友達たち。

みんな高学歴で、誰もが知っている会社に就職していた。

大手の商社とか広告とかに就職している人は20代で平均年収の倍以上お金をもらっているはず。
給料が高い分、働き方もえげつない。結婚したと思ったら地球の裏側に単身赴任だったり、飲み会の後に会社に戻ったりが当たり前の世界。(働き方が見直される前の最後の時代)
そういう人たちの周りには、そういう人たちがいっぱいいるのが当たり前。

どういう流れか覚えていないけど、みんな自分たちは”普通”と言っていた事が印象に残っている。


所属するコミュニティーによって普通は違う

その後、保育士の専門学校で出会った人たちは、お世辞にも勉強ができるとは言えない人たち。カルチャーショックを受けたけど、10代後半の貴重な時期を勉強だけすればいいのか考えるきっかけにはなった。

高校3年生は寝る時間、ご飯を食べる時間、お風呂の時間、トイレの時間以外は勉強が普通。
授業に遅れて、授業中しゃべってて、テストも問題を事前に教えてもらっていても赤点を取るのも普通。


バックパッカーやヒッチハイクとか、21歳の時まで「なんでそんなことするの?」と言っていたのに、出会った大学生たちが当たり前にやっていて「なんでやらないの?」と言われ続けた結果、1年後には僕もやっていた。

だから何だという事ではないが、同じような年代でも、所属するコミュニティーによって、価値観が全然違うと思う出来事がいまだに続いている。

同じようなコミュニティーにずっと所属していると、自分たちが普通だと思うようになる。それはそれで幸せだと思うけど、色々なコミュニティーを渡り歩いてみると、普通が無くなる。



84歳社長が死んだら終わる会社シリーズ ↓

”僕”の自己紹介 ↓


登場人物

登場人物 会社の人たち

僕:この物語を実況している人。入社3年目のアラフォーおじさん。

社長:50年以上前に創業した町工場の社長:84歳
奥さん:社長の奥さん。お金周りを担当:70代後半
専務:創業時からいる社長の弟。最近間違いが多い:80代
孫くん:社長の孫。最近会社に来ていない:20代前半
娘さん:社長の娘。月に1週間くらい来て事務をする:50代
ベテラン職人:何でもできるがこだわりも強い。社長の義理の弟:70代半ば
取付職人:現場の取り付け担当。最初だけ丁寧:70代半ば
営業:いつも適当な図面を描いてくる:60代後半

中堅職人:新卒で就職したが独立、従業員ではないが、手伝ってくれている:50代

登場人物 社外の人たち
兄ちゃん:取引先で出会った「何者」かになりたい田舎の工場で高卒で働く兄ちゃん。商品の販売をお願いした。


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