見出し画像

種まき④失敗の記録を残す#12:84歳社長が死んだら終わる会社

就職先は地方の家族経営の町工場。84歳社長が全てを取り仕切っている。
社長が死んだら、どうなるか誰にも分からない。

最近やっている種まきを紹介していく。
4個目:情報発信を考える。


(前提条件として)有名になりたくない

元々僕の活動の原点は20歳の時に「自分が貧乏になって、競争によらない、誰にでも出来る方法で貧乏を脱出する。それをマニュアル化して、広めれば、貧乏で苦しむ人を減らせる」と考えたところから色々スタートしている。

前提条件として、以下の2つがある。
①自分にできることは他人にもできる
②(貧乏な人が)自分にもできるかもと思える

20歳の頃の友達もいない時に考えたので、今考えると前提条件を間違えていた。
①は破綻している。「目的を定めて、どうやったら実現するか考えて、行動して、結果を見て、修正していく」「常識や他人の言う事なんて気にしない」「不安が有るなら、納得いくまで調べ、リスクとリターンとか成功確率とか考える」とか、みんなできない。
②に関しては、有名人やお金持ちになったらダメ。冷静に見れば関係ないのに「お金持ちだから、有名だから出来ただけ」「自分もお金が有れば出来る(お金がないから無理)」とか考える人たちが多い。

今まで色々やってきたけれど、基本的には代表にはならず、ネット上に名前を残すことも極力避けてきた。
できれば、これからもそうしていきたい。


挑戦と失敗の記録を残していきたい

後から書いた成功の記録は、世の中にいくらでもある。
一方、失敗した挑戦の記録は残りにくい。

資本主義の競争社会で、わざわざ失敗を周りに伝える必要はないし、挑戦する前に戦略を公開する必要もない。

なんとなく、成功した方法は再現性が低いと思うけど、失敗した方法の再現性は高く、同じ失敗を繰り返さないでほしい。

失敗の記録は経営の参考書としても、リアルな小説としても、面白いものになると思う。

まさしく、この種まきシリーズなんて、先に公開せず、後から成功したものだけ取り上げた方がカッコいい。


匿名でnoteを始める

どうやって、発信していこうか考えた。

動画メディアは、ショートでも1本を作る労力が大きすぎる。
インスタはきれいな写真を撮れないから無理。
Xは短い文章で書くのは苦手なので、無理。
漫画は絵が描けないので無理。
自社ホームページのブログ等では、匿名にならないので無理。
フェイスブックは時代遅れ感がある。
ブログも他のSNSを運用して連動させないと拡散力がなさそう。
無料でやりたいのでメルマガやオンラインサロンもなし。

ということで、消極法でnoteにたどり着いた。

ショート動画か、漫画が本当はやりたいけど、センスも時間もない。
もう少し、この話が注目されるようになってきたら、切り抜き動画みたいな感じで、これを元ネタとして、勝手に拡散していってほしい。

「継ぎたい人がいるのに会社が倒産しそう」「事業承継がうまくいって、匿名の必要が無くなる」「社長が死んで会社が倒産するとき」情報公開するかもしれない


今の時代、どんな会社も情報発信をして、ファンを抱えることは大切だと思う。
僕が有名になりたければ、すでに情報をオープンにして、この物語を書いていると思う。変な気を使わなくていいので、もっと面白いものが書けると思う。
人を集めるのにも、自社製品を開発して売るのにも、匿名では意味がない。


同じ労力をかけるなら、経営的には、情報を公開した方が良い。
今やっている事は、会社のためではなく、完全に個人の趣味でしかない。
経営者には向いていない。


それでも、僕は裏でコソコソやっている方が面白い。
noteの投稿は数か月で飽きると思うけど、数か月でどこまで人気が出るか楽しみである。

小さくてもいいから、バズって、その変化を知りたい。そうすると、普段の伸びのペースとバズる時の伸びから、どれくらい続ければいいのか計算できる。
計算できれば、後は繰り返すだけなので、僕はやめるけど。



84歳社長が死んだら終わる会社シリーズ↓

”僕”の自己紹介↓


登場人物

登場人物 会社の人たち

僕:この物語を実況している人。入社3年目のアラフォーおじさん。

社長:50年以上前に創業した町工場の社長:84歳
奥さん:社長の奥さん。お金周りを担当:70代後半
専務:創業時からいる社長の弟。最近間違いが多い:80代
孫くん:社長の孫。最近会社に来ていない:20代前半
娘さん:社長の娘。月に1週間くらい来て事務をする:50代
ベテラン職人:何でもできるがこだわりも強い。社長の義理の弟:70代半ば
取付職人:現場の取り付け担当。最初だけ丁寧:70代半ば
営業:いつも適当な図面を描いてくる:60代後半

中堅職人:新卒で就職したが独立、従業員ではないが、手伝ってくれている:50代

登場人物 社外の人たち
兄ちゃん:取引先で出会った「何者」かになりたい田舎の工場で高卒で働く兄ちゃん。商品の販売をお願いした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?