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4月20日 リーディングスタイルあべの note店

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こんにちは、リーディングスタイルあべのです。

4月7日の緊急事態宣言により、当店の営業はしばらく休止させていただいております。当店だけでなく全国各地で書店の休業が続いているこの時期、このnoteから本の情報を発信することで、自宅ですごす時間を読書にあてられる方たちが本を選ぶお手伝いができればいいなと思います。

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いまは休業中なのですが、実は本の入荷だけはあるのでたまにお店に行きます。届いた荷物を開けるのは楽しいですが、「これは!」という本が入ってもそれを届けるお客さんがいないというのは張り合いがないものです。店というのは店舗や商品や従業員といった様々なピースから成り立っていますが、「お客さん」という存在が店にとっていかに大事なものであったかを再認識し、あらためて書店員のしごとや役割について考える日々です。
ということで、今日は「書店員の本」をいくつかご紹介いたします

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人口わずか100人未満の小さな村で本屋「イハラ・ハートショップ」を営む井原万見子さんの奮闘記。ただただ住民のみなさんに本を届けたい、そんなシンプルな想いを原動力にパワフルな活動を展開する井原さんの姿は、私にとって書店員の原風景ともいえるものです。


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書店の総数が減るいっぽうで、個人で本屋を開こうとする人の流れは今後ますます大きくなっていきそうです。そんな方たちにとって、開業までのノウハウや心構えが詰まった教科書となりそうな一冊。地にしっかり足をつけた著者の姿勢には学ぶべきところが多いです。


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広島の地元チェーン書店で働く書店員のエッセイ。地方というハンデ、車椅子というハンデをものともしないその姿勢はとても「かっこいい」のです。残念ながら著者の児玉さんは四年前に他界されましたが「こんな売場を作るために書店員になったのか」という児玉さんの言葉を、今までもこれからも
何度でも思い出すことでしょう。


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非常時にこそ心のより所として、また先行きを照らす道しるべとして本や書店の存在が注目されがちですが、書店側もまた自らの役割について考える契機になるのだろうと思います。いまのコロナ禍から書店が「復興」する過程で読みたい一冊。


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さわや書店(岩手)といえば既成概念にとらわれない本の販売手法が業界内で注目を浴びましたが、それは地元のお客さんとの強固な信頼関係に裏打ちされたものであったことがよく分かります。時には単なるスローガンとなりがちな「地域密着」という言葉の本当の意味について考えされられます。

出版業界に直接かかわってなくても、もし書店や本のことに興味がおありでしたら読んでみてください。

リーディングスタイルあべのは、近鉄の阿部野橋駅からすぐ Hoop6階にございます。営業再開後のご来店お待ちしております。












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