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その悩み、全部捨てれば

「また上司の無茶振りで残業だ」

「こんなことをするためにこの会社に入ったわけじゃないのに」

「このままこの仕事を続けていて未来はあるのだろうか」

コロナ不況のせいで仕事への不安が一層強くなっている昨今ですが、あなたはどのような姿勢で仕事と向き合っていますか?

「仕事は社会貢献のためにやるものだ」

もしそう思いながら自分を犠牲にして働いているのであれば、この先、あなたの人生が明るく開ける事はないかもしれません。

こんにちは。読書で人生を豊かにしたいが口癖、しょうです。

今回私が紹介する本はこちら

中野善壽 「全部捨てれば」


タイトだけ見ると断捨離の本という誤解を生みそうですが、本書は断捨離指南書ではありません。

ものに執着せずに生きている一人の男性の物語と思って読んでもらった方がしっくりくるかと思います。

ものに執着せずに生きるとどうなるか。

答えは「シンプルになる」です。

あらゆる物事の判断が洗練され、「必要か必要でないか」の2択になることが多くなります。

「こうやったらああなるし、でもこっちのやり方だと・・・」

あらゆる選択を自分で増やしてしまうのは人間の本能です。しかしそれは確実に正解を出したいというエゴでもあります。

社会に出てみるとわかりますが、仕事は自分のやりたいことだけをやっていけるようなところではありません。正確にいうと、そういう世界だとみんな思い込んでいるだけですが。

部下の面倒を見なくてはいけない。

上司の機嫌を損ねてはいけない。

それらを当然のようにやりながら売上を上げなくてはいけない。

しかし本来であれば仕事は、部下のためでも、上司のためでも、なんなら会社のためにやるものでもないのです。

仕事は「自分のためにやるべき」ものなのです。

しかし物事を複雑に考えることに慣れてしまっている現代人は

会社のため、家族のため

など第三者のために働きがちです。

ところがそういう働き方をしていると

「会社のために尽くしているのになんで給料が上がらないんだ」

「家族のために仕事をしているのに、なんで仕事で遅くなると怒られるんだ」

などの悩みを抱えてしまうのです。

それに対して、自分のために仕事をしている人は

「このプロジェクトを成功させれば大きな自信につながるし、いい経験になるぞ」

「共に人生を歩んでいきたいと思った家族との時間を大切にしたい」

そう考えて、決して仕事と家族を天秤にかけるようなことはないでしょう。

著者の中野さんも才能を最初から認められて引く手数多で転職していったわけではありません。

それどころか、最初の会社は先輩と意見が合わずに一方的にやめています。

その働きぶりも、自分の意見は決して曲げずにやりたいことをやりたいようにやるというもの。

そういうスタンスが自由な発想を生み出すのでしょう。

この「自由」というのが何よりも大事であると本書を読んで改めて強く感じました。

例えばプログラミングでも、普通の人がやるととてつもなく苦しい作業が多くあると思います。しかし自分でサイトを作りたい、サービスを作りたい、ゲームを作りたいという最初に抱いた純粋な気持ちを持ち続けるられる人は、徹夜で作業してもそんなに苦しいと思わないのです。

なぜなら「自分がやりたいからやっている」という意識が強いから。

仕事にはこのマインドが欠かせないと思います。

「世の中そんなに甘くない」

果たして本当にそうでしょうか。できない理由を世の中のせいにしているだけではないでしょうか。

自分に正直に生きる。そのために必要なマインドをこの本は私に教えてくれました。

今回私は仕事の面だけを取り上げて書かせて頂きましたが、本書は人生観を変えてくれる一冊です。仕事だけでなく、生き方に迷いがある人はぜひ読んでください。必ずシンプルに物事を捉えられるようになります。

Kindle Unlimitedではこちらを読み放題で読めます。無料で読みたい人は↓

どうか皆さんの人生が読書でさらに豊かになりましように。


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