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U2のボノがビートルズを歌うミュージカル映画

U2が来日しましたね。大好きなアルバム『ヨシュア・トゥリー』ツアー。残念ながらさいたまスーパーアリーナにはいけませんでしたが、Twitterなどでみなさんの感想読んでいるだけで涙が出そうでした。
ジョン・レノンの命日に行った韓国公演ではジョンに曲「プライド」を捧げたそう。すごく感動したし、だからこそわたしたちも自分たちのプライドを平和に捧げないと、という気持ちになりました。

今回はハリポタ&ラブ・アクチュアリー俳優から離れるのですが、ボノの来日で思い出した映画(しかもアメリカ映画)のことを少し書こうと思います。

タイトルを見てあ〜あれね!とすぐわかった方もいると思います。そう映画『Across The Universe』です。

この映画はビートルズの楽曲を使って作られたミュージカル。ただ曲を歌うだけではなく、ストーリーはオリジナルですが、曲のタイトルからキャストの名前が決まっていたり、セリフやシチュエーションまで、ありとあらゆる場面でビートルズを感じられます。
主人公ジュード(もちろんHey Judeから)を演じるのはイギリス人俳優ジム・スタージェス。『ラスベガスをぶっつぶせ』でも結構光ってましたね。『ブーリン家の姉妹』にも出てたっけ??あんまり覚えが…。
そして、ジュードと恋に落ちるルーシー(Lucy in the Sky with Diamondsから)役はエヴァン・レイチェル・ウッド。アメリカ人俳優ですが、『Billy Elliot(リトル・ダンサー)』のイギリス人俳優ジェイミー・ベルと結婚してたことがある女優さんです。(この映画が公開されてた頃はなんとマリリン・マンソンのガールフレンドでした)
そのルーシーの兄役マックス(Maxwell's Silver Hammerから)を演じていたのがイギリス人俳優ジョー・アンダーソン。私はこのジョー・アンダーソンに一時期入れ込んでいたのですが、この『Across The Universe』が一番輝いていたような気がします。
主にこの3人でストーリーが展開しますが(ちなみにボノはDr.ロバートという胡散臭い教祖の役をやっています)、それぞれのキャストが歌うビートルズの楽曲がすごく良いのです!
もちろんサントラも持っているのですが、グラミーで最優秀サウンドトラック賞にノミネートもされたほど。
お気に入りはエヴァン・レイチェル・ウッドの歌う『Blackbird』とジョー・アンダーソンの歌う『Hey Jude』。映画のクライマックスとも重なって鳥肌モノです。他の曲も全てとは言わないけど大好きで、いまだにヘビロテです。そしてDr.ロバート=ボノの歌う『I Am the Walrus』サイケでかっこいい!エンディングの『Lucy in the Sky with Diamonds』も最高!
という感じで心震える映画です。ビートルズ好きな方なら一度見ておいて損はないと思います。

この映画公開当時にも話題になったのですが、ジョー・アンダーソンがNirvanaの”カート・コバーン”、セディ役のデイナ・ヒュークスが”ジャニス・ジョプリン”、ジョジョ役のマーティンルーサーマッコイが”ジミ・ヘンドリクス”に寄せてる…と言う話でした。確かによく似てますよ〜。

さて、ついでにと言ってはなんですがジョー・アンダーソン♡。ジョーはこの『Across The Universe』以前にいくつかイギリス映画にでています。『Copying Beethoven(敬愛なるベートーヴェン)』ではベートーヴェンの不肖の甥カール役。出番は少ないけどカッコいいクズ男ぶりがなかなか良かった。『Becoming Jane(ジェイン・オースティン 秘められた恋)』ではジェインの兄ヘンリー役。この映画は小説家ジェイン(アン・ハサウェイ)とトム・ルフロイ(ジェームズ・マカヴォイ)のラブストーリー。こちらも出番はあまりないですが、ジェインを大切にする好青年役。この映画にはジュリー・ウォルターズやマギー・スミスといったベテラン女優もでているのでオススメです。
そしてイギリスのバンドジョイ・ディビジョンのボーカル、イアン・カーティスを描いた映画『Control』ではベーシストピーター・フック役を務めてました。主役のイアンを演じたのがサム・ライリー。このときのサム・ライリーは本当にカッコいい!まぁそもそもイアン・カーティスがカッコいいのだけれども。そんなサム・ライリーもいまはディズニー映画に出ていますね。
サム・ライリーについては『高慢と偏見とゾンビ』でまた書きます。


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