見出し画像

好きな生き方・暮らし方をつくるSMOUTの1万人


私がカヤックLivingにジョインした2019年6月頃のSMOUT登録者数は、約6000人でした。その頃は毎月約200人ずつ、地域に移住したい・地域と関わりたい人が登録。そのひとつひとつの思いや期待や希望は千差万別。

SMOUTは地域側と地域と関わりたい側の双方にとって、実現したいことのストライクゾーンがすごく広いサービス。千差万別がゆえに、ぱっと見、捉え方のむずかしいサービス(何をしたらよいか一瞬悩むサービス)かもしれないなぁと思ったのを覚えています。

2019年後半から、毎月の登録数は約200人から約1000人へ、5倍に拡大。プロジェクト掲載市町村数は282(1741自治体のうちの約16%)、そして2020年1月にSMOUT登録者数1万人を突破。とても濃ゆい1万人の皆さんです。

ご利用してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。

今日はSMOUT登録者数10,000人を私なりに解説してみようと思います。

20代~30代のユーザーが70%

画像1

よく尋ねられるのが「地域に移住したい人って、年齢上の方の人が多いんですよね?」ということです。

これまでの地域への移住といえば、20~30代を都市部でバリバリ働き、40代で不惑どころか悩みはじめ、40代後半に地域へ移住を検討というケースが多かったと聞きます。

しかしSMOUTは20~30代の占める割合が70%と、これまでと大きく違う。最近ではインターン先を探すためにSMOUTを登録する大学生も増えてきています。

かつて、住む場所・働く場所・生きる場所を、ブランドや前評判や待遇で計っていた時代はいわば《与えてもらう時代》であり、それに自分自身を《調整して合わせにいく時代》。

昨今は、その周辺の神話が崩れてきており、自分に合ったものを目で耳で口で第六感で確かめて決める《自分で取りに行く時代》になってきました。SMOUT登録者の傾向からそれが表れています。

このデータをみると、日本の課題である ”東京への一極集中” は少しずつ解決してくるのでは?と少し期待も持てます。

都市部のユーザーが74%

画像2

関東・中部・近畿などの都市部の登録者が占める割合が74%。これは他社サービスユーザーの居住地分布(参考:Yahoo! JAPAN  媒体資料 2019年11月発表のエリア分布によると関東・東海・近畿のスマホユーザーは69%)と大きな違いはありませんが、他社より少し都市部居住者の割合が高いことはいえます。

加えて、SMOUT登録者の皆さんには ”居住地情報” だけでなく、同時に ”移住したい地域”  ”関係している地域(出身地など)" の情報も登録いただいています。

SMOUTでは地域側がこれら情報を参考に、都市部の皆さんへスカウトを送ることができます。地域との関わりには興味はあるけれど、何からはじめたら良いのかわからない都市部の皆さんにとって、まずは居住地や移住したい地域などの情報を登録しておくだけで地域側からスカウトが来るという仕組み。都市部の皆さんにとってハードルが低く、一歩踏み出しやすいということなのではないかと考えられます。

スカウトを受けることでより自分の活躍イメージがつき、何からはじめたらよいのか?のフェーズから抜け出していく人もよく見かけます。私にとっても自分ごとのようにうれしい瞬間です。

返信が早い → 活発な方々が多い?

画像3

先ほどの通り、SMOUTでは地域側からスカウトすることができます。スカウトしてユーザーから返信があったものを100として、3日以内の返信が73.9%。ちなみにスカウトに対する返信率は他社スカウトサービスやDMと同等(30%前後)です。

返信率の向上も大事だけれど、私たちはその返信が何日以内に送られたかに注目しています。人の想いと日数の経過は比例して薄まりやすい。とくにインターネットサービスではその傾向が強いですね。

もちろん定型文ではなく、自分ごと化しやすい個別文のほうが互いのやりとりも弾みます。SMOUTはメール形式ではなくチャット形式になっていて、はじめての人とでもおしゃべりしやすくなっています。

返信までの日数が短いケースほど、次の行動にもつながりやすいことも、いくつかの事例で確認できています。

そして返信までの日数が短いということは、地域に関わってみたい側の活発さによるところが大きいです。自分に合った関わりかたを探している方々にとって、自分にとってピンとくる地域や人と出会うために、複数の地域の方々とコンタクトしていくことが、遠回りのようにみえて、一番の近道といえます。

まとめ

自分を何かの枠組みや仕組みに組み込んで、後で自分をそこへ調整するのではなく、ひとりの人間として好きな生き方・暮らし方にチャレンジしてみようとする方々が増えてきています。無理な背伸びなどせず素直に向き合いに行きたい、そんな皆さんにとって活動しやすい場所。私はSMOUTをもっとそういう場所にしたい。

そのためにも地域の皆さん、地域と関わりたい皆さんが使いたい・使いやすいサービスになること、これを心がけていきます。

私も数年前から自分の好きな生き方・暮らし方にチャレンジ中で、私の場合は「おもしろい人に付いていくとおもしろい人と出会える」「迷ったらワイルドなほうへ」この二つの考え方で歩んできて、いまここにいます。

SMOUTをこれからもどうぞよろしくお願いします!

長文、ここまでお付き合いくださりありがとうございます。よかったらSMOUTものぞいてみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?