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学びを続けること〜傾聴〜

学びを続けること〜傾聴〜


現在、スピリチュアルケアについて学んでいる。グリーフケアとはまた少し違う。


しかし共通するところも多々ある。どちらも相談者の話しを傾聴することが最も大切だ。

傾聴はただ頷くでも、そうですかと相槌を入れるのではない。その方の言いたいことを話してもらえるよう、気持ちを引き出すように、問いかけるのである。


例えば、大切な方を亡くして辛い気持ちでいる方の話しを聞くとする。

もしも相手が話し出せなねれば、一緒にその時間を共有する。

そして話しだされたら、聞いて差し上げる。例えばうなづきながら。

そして、その方の気持ちをお話しいただく。自分の話しで遮らないように。


何を話しても大丈夫ですと言う安心、安全な場を提供することが一番重要だ。


今までいくつかの団体のグリーフケアの講習に参加させていただいてもらったことがある。

どの講座も、自分の体験を語り、聞いた話しを聞いた証拠(?)として、相手の言葉を使って返してあげることが大切だとのこと。また自分の体験をも話して共有するところが多かった。

本日のスピリチュアルケアの中の講義は、対人援助論だった。相手のバックグラウンドはそれぞれ違う。共感なんてできるものであなく、その話し手の話しをしっかり聞いて、その方を受け止めて差し上げる言葉がけをすること、それが大切なのだと学んだ。

非常に腑に落ちた。グリーフケア、スピリチュアルケア両方ともに大切である傾聴は、相槌の技術を身につけるものではない。


気持ちから発した相槌をすること。難しいがそれが必要だ。

それではどうするか。まずは自分を見つめること。自分を見つけれるからこそ、他の人の話しも敬って聞くことができるのだ。学びはまだまだ続く。心地良くなるよう、傾聴していただくために。


企業組合リ・そうるけあ

代表理事 高山和 たかやまあい