デジタル人材の日々の習慣
大手企業の経営者やDX組織の方からよく相談をいただくことがあり、色々な論点や着眼点がありますが、その中で誰でも明日できる日常の5つの習慣を共有することがあります。
①アンテナの感度を高め続ける
②すぐ使う
③考察する
④業務に活かしてみる(ちょっと使ってみる、でもok)
⑤自社サービス内で検討してみる
④と⑤は①〜③のインプットを"フロー"として流さず、インプット×アウトプットで"ストック"する循環を作るにはけっこう大事です。そこまで仰々しくなく、ちょっと使ってみたり、身近なチームメンバーと会話するくらいでも最初は十分だと思います。
もし、チームや組織を変えていきたいのであれば、"自分がムーブメントを作るんだ"くらいの気持ち(最初は心に秘めててもok)で新しいサービスやツールの良さを社内に伝えてあげたり、実践で使えるtipsをチームの会議や上司に共有したり、for youの精神でそれを繰り返していると、社内の雰囲気が少しづつ変わってくると思います。
私の原体験からになりますが、デジタルネイティブな企業ではこれが日常な気がします。
デジタルネイティブに限らず、デジタル企業でなくとも、私の尊敬する経営者はデジタルサービスに限らず上記のような循環は普通にやってます。ビジネスパーソンが会社を良くしていくための日々の習慣なような気もします。
月に2-3サービスをコンシューマー向けでも、法人向けのサービスでも上記のサイクルを行えば年間で24-36個。3年やれば約100個。
私は15年くらいやってるので胸算用で累計2000-3000くらい。今となっては、少し使えば、そのサービスの良さ、悪さ、業務のどこに活かせるか、何とツールやデータがつながるか、自社サービスのどこに合いそうか、すぐにピンときます。
上記5つ習慣を1年くらい意識的に実践すれば、DX人材(と言う言葉は好きではありませんが)になると思います。
人材というのは若手やDX担当のみならず、経営者、ひいては社長が自然とそのような状態が企業のTransformationがなされてる状況かと思ってます。
うちの会社は社長がその感度も実行力が高いのは本当にありがたく、恵まれてると思います。
DXとは?とか、DX人材や組織の議論や、新規事業の企画をパワポ中心で議論でしているような風景を近くで見たら黄色信号だと思います(これまでそのような議論のなかった会社では前進してるので一概に黄色信号でも無い気はしますが)
個人的には会社のトップや幹部が上記を日常にした上で、議論再開した方が近道だと思います。
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