遺品整理の喜怒哀楽

人には、感情というものがあります。

みなさんは、今これを読んでもらっている時はどのような感情なのでしょうか?
悲しい?楽しい?
嬉しい?

もっと複雑な感情もたくさんあると思います。

遺品整理や生前整理になると
もう、処理しづらいところまでいくかもしれません。

このくらい人の感情って複雑なんですよね。

でも、遺品整理には感情ってつきものだと思います。
だって、亡くなった人の思いがそこにはたくさんあって
数えきれない遺族たちの思い出もつまっているからです。

感情は大切にしてほしいと思います。
それと同時に、感情って厄介なものでもあります。

それは、モノに対していうと「しがらみ」となります。

漢字で書くと「柵」となります。
水中で設けられて、水流をせきとめるもの。
という意味だそうです。

父とこのことについて話してみました。

柵=しがらみ
他にも二つの読み方があります。
とりで=さくをめぐらした小規模の城。
やらい=木や竹などを組んだ囲い

どれも、何かをかこっているようです。
とりででいうと、城を守るための柵ですね。

遺族も故人もそのモノを守っているようなイメージがあります。
みなさんは、どのようなイメージをもちますか?
モノに対してのしがらみ。
亡くなった人の思いや感情があるからこそのしがらみ。
本当はただ、何かを守りたいだけの思い(しがらみ)なのかも。
じゃあ、何を守りたいのでしょうか?

少し話がずれてしまいましたが
しがらみってその人の強いこだわりがありすぎるというようなあまりいいイメージはありませんが
最初は、その人の想いをなくしたくない、なかったことにしたくないような思い、感情から始まるものなのではないでしょうか。
寂しい。悲しい。
泣いてしまうかもしれません。
でも、それってその人にとっての正解の感情と、私は思います。

私は、しがらみというものを否定も肯定もどっちもあるし、どっちもなくてもいいと思います。
根拠はありませんが、いいものにもしたいし悪いイメージを持ってしまうのも悲しい。
それは人の感情から生まれる、その人に対しての想いと感じます。

いいようにとらえてるつもりはありませんが
その人にとって、亡くなった人への感情は
怒りも悲しみも嬉しさ、寂しさ
さまざまです。

その感情を、遺品整理をしながら
モノを通して
感じていってほしいと思います。

泣いちゃいけない
捨てちゃいけない
怒っちゃいけない

誰が決めた?

泣いていいんだよ
捨ててもいいんだよ
怒ってもいいんだよ

そのとき、あなたはあなたにとっての正解の感情が生まれた時なんじゃないかなと私は思います。

遺品整理や生前整理で
モノと向き合うとき、
少しでもいいので
自分の感情も意識して
やってみてくださいね。

そのモノに触ったとき
モノを使ったとき
モノを見た時
どのような感情が出てくるのか

感情?わからないよ
それも、一つの感情かもしれません。
わからないのは、いろんな感情が入り混じってたり
本当になんの感情もない時もあるかもしれません。
それでも、いいと思います。
なんか、スピリチュアルな感じになってしまってたらすみません。

自分の気持ちや亡くなった人の想いを
ないがしろにはしないでほしいです。
ちゃんと向き合ってください。

今は無理でも
ちゃんとその時がきます。

って半年ほど前の自分に言い聞かせてるような
かおりんでした。

最近は、泣けていません。
母の記録などを見ると泣けると思いますが
まだ向き合う覚悟が今はありません。
悲しい、寂しい、会いたい
そのような感情が出るのが怖いのかな。

今、あなたは
喜怒哀楽、どれですか?

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