見出し画像

【ベルリンの壁崩壊から学ぶ】革命はほんの小さなきっかけではじまる!?

今でこそ、ドイツはひとつの国として成り立っていますが、その昔は東と西に国が分かれていました。
イメージでいうと、東東京と西東京で、国が分裂しているイメージです。
国を行き来することは許されないという状況で、今考えると想像つきませんが、実際にドイツは何十年もその状況にありました。

そんなドイツを分裂させていたのが”ベルリンの壁”です。

1989年にベルリンの壁が崩壊するまで、この壁がずっとドイツを真っ二つにしていました。

その当時、人々はベルリンの壁があることが当たり前の状況だったので、誰もこの壁を壊そうとも、どうにかしようとも考えていません。そもそも政府が厳しく取り締まっていたので、どうにかできるものでもなかったのです。

そんな不落の壁だったベルリンの壁ですが、信じられないある「ある出来事」がきっかけであっさりと崩壊してしまいます。

その「ある出来事」というのはほんの小さな誰も知らない町のデモ活動から始まりました。

その町はライプツィヒという工業地帯に位置する町で、あとから振り返ると誰一人としてこの土地が革命の発祥地にとは思いもしてなかったでしょう。

日本でいうと、富山県あたりの小さな集落の村から大革命が起きたというイメージでしょうか。

ある日、ライプツィヒで小さなデモ活動が行われます。普段ならデモ活動は警察当局から厳しく取り締られていたのですが、なぜかこの人デモ活動が取り締まれれることはなかったんです。

次の日は、隣町でデモ活動が行われましたが、昨日と大丈夫だったからという理由からか、この日もなぜか警察による制圧は起きませんでした。

それがどんどん広がっていって、次第に大きな規模でデモ活動が行われるようになります。その規模はたった2週間で8000人、1万5000人、7万人、115万人、ついに30万人、と拡大していきます。

…ついにその勢いはベルリンの壁を壊すまでになりました。

なんと、誰も知らない小さな町の小さなデモからたった2週間という短い期間で、歴史に残る大革命は起こったのです。この出来事は世界中に衝撃を与えました。

私も当時、小学1年生でしたが、そのニュースは脳裏に焼き付いています。
連日ニュースで報道していました。そのくらいショッキングなニュースがたったの2週間、誰もしらない街から始まったのです。

すごいですよね。

ここから何が学べるのかというと、誰も想像つかないような革命は、人が素通りしてしまうような小さな行動からはじまる、ということです。

あなたも、「そんなことしても意味ないよ」と人から笑われてやめてしまった経験はありませんか?
実はその行動が大革命を起こすかもしれないということです。

有名な出来事を喩える例に「バタフライエフェクト」という現状があります。蝶効果と呼ばれたりもします。
これは北京で蝶が羽ばたくと、その風が海を渡り、ブラジルで台風を起こす、という現象のたとえです。

この現象はガチで世界有数の科学者が研究している現象なんです。

私たちの、ほんの小さな行動も同じことが言えるのではないでしょうか。

世界を揺るがす、大革命がたった2週間で何知れぬ小さな街からはじまったことを思えば、今日のほんの小さな行動が革命を起こすことだってあるのです。

小さな行動も数週間、数年後には大きな革命になっているかもしれません。

参考になりましたら。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?