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最後に笑える人になるための考え方とは?失敗や逆境から何を学ぶかで人生は変わる

あなたの人生には失敗や逆境はありましたか?

たとえば、

・むずかしいと言われていた受験で逆転合格した
・仕事で失敗から学んで、成功をつかんだ
・試合での失敗をバネに部活で躍進した
・失恋の悔しさをバネに真の幸せを掴んだ
・etc…

などなど、振り返ってみると、大きな成長の理由を辿っていくと失敗や逆境があるものです。

実はこれが、人を惹きつけるストーリーの秘訣になります。

たとえば、最初から最初までず〜〜〜とハッピーで成功し続ける話を2時間見続けられる自信はありますか?

おそらく多くの人がNOと言うでしょう。

これが、平凡な主人公が、途中で思わぬ借金を背負って人生に絶望していたら、助言を与えてくれるメンターが現れ、その助言を信じて一歩踏み出したら恋人が登場し、やっとのところで借金を返済できると思ったら、意地の悪いライバルが邪魔する。でもそんな苦難を乗り越えて主人公は成功を掴み取り、最終的には恋人と一緒になってハッピーエンド。

…というストーリーならどうでしょうか。

きっと、前述のストーリーと比べると少なくとも気になる何かがあるはずです。

このように、失敗や逆境には成功を引き立てるスパイスの役割があります。

では、ここからは私の実話を紹介します。

言われのない疑いをかけられた日

私は前職はカスタマーセンターで仕事をしていました。

大手だったので研修期間もしっかりしており、評価制度やメンター制度も充実していました。

最初、入社したら1ヶ月の座学研修があり、その後、現場に投入されることになります。

現場に入るときには、多くの同僚がいて、メンターもついてくれています。大体1ヶ月くらい、現場での練習期間を経て、一人前になっていくという教育ストーリーでした。

私は、以前にもコールセンターで働いた経験があったので、実は電話対応には自信がありました。

周りの同僚からも一目置かれていたと思います。

このまま順調に、階段を上がっていくと思ったその時…悲劇はおこります。

ある日、そのフロアを仕切っていた偉いさんからメールが来ました。

〇〇さん、今日時間ありますか? といったように。

このとき、楽観的な自分は褒められると思っていました。

ちょっとテンション高めにその人のデスクで話しを聞いた途端、驚愕の一言が、、、

それは、

「君に不正した疑惑が持ち上がっている」

ということでした。

屈辱のペナルティ期間

「えっ!?どういうことですか?」

不正なんてした記憶が全くないので、思わず聞き返しました。

なにやら、本部の品質管理をしている人が僕の対応音声を聞いていたら不正を疑うワードを話していた、というのです。

身に覚えはありませんでしたが、その音声を聞くと確かにいってはいました。

しかし、言われてみればそう受け取れるというレベルで、不正とまでは言えなかったし、それが大問題になるとも多いません。

にも関わらず、社内規定があるから、ということで確か1週間か2週間の業務停止を言い渡されました。

驚きましたね。

だって、まだ入社して1ヶ月経ったくらいで、現場での経験もろくにないのに、たまたま数ある対応の中から自分の音声を聞いて、たまたま不正のワードを聞いてしまったのですから。

また、直属の上司やトレーナーもそうでないことはわかっているはずなのにまったく取り合ってくれず、僕は渋々受け理れることになりました。

あんなに屈辱だった思いはありません。

オフィスは6〜7階にくらいにありましたが、帰りは階段で1階のフロアまで降りて、その途中、僕は泣いていました。

信じてもらえなかった悔しさと悲しさと、なんとも言えない虚無感から、自然と涙が頬を伝いました。

一気に信頼をなくして自信もなくなった

その後、周りではみんな普通に業務を行なっている中、自分はデスクで資料をまとめたり、雑務をこなしたりと、なんとも情けない時間を過ごしていました。

同僚からは冷ややかな目で見られるし、トレーナーからは哀れな目線で見られるし、やるせない時間だったことを覚えています。

社内には当時、彼女もいました。

その子にも微妙な印象を与えていたと思います。

当然、自分もすごく凹んだし、やめようと思ったりしたこともありました。

でも、ここでやめたらなんか不正を認めたことになるし、引けない何かがあったことも事実です。

さらに、社内でひとつランクが上の部署に行くことも決まっていたのですが、それも白紙。

文字通り、自信もなくもかも無くしてしまいました。

ただ、そんな状況でも、僕は自分の可能性を捨ててはいませんでした。

社内で圧倒的な成果を残すことを決断

「このまま終わるわけにはいかない」

胸の中でひしひしと、そんな思いがこみ上がってきます。

社内では自分は良くない噂が流れているし、上層部からの信頼も微妙。

だったら、誰もが納得せざるを得ない圧倒的な成果を残してやるしかない、そう決断したのです。

その日から、まずは社内でNo.1になるためにはどうすればいいのか、考えに考えました。

来る日も来る日も自分の行動と対応を振り返り、仕事が終わった日もカフェで、その日の反省点やうまくいったことをノートに書き出しました。

短期間で社内トップに君臨

毎日の努力が身を結び、不正を疑われた日からたった数ヶ月で、社内トップに立つことができました。

その期間は、本当に仕事のことしか考えていなかったです。

不正を疑って、自分に業務停止を言い渡した張本人である上層部の人間も、僕のことを一目置くようになりました。

1ヶ月に数十人も入ってくる会社だったにも関わらず、入社数ヶ月の自分のことを社内トップの人も認識して名前で呼んでくれるという状態にまでなりました。

これも振り返ってみると、不正を疑われた惨めな思いをしたという失敗や逆境があったからこそ実現したと確信しています。

逆境や失敗は脅威的な結果と成長を生み出す伏線である

この話から言えることは、失敗や逆境をどう受け止め、そこから何を学ぶかでその先の結果は変わる、ということです。

僕の例で言うと、そこで「もうダメだ〜」「やめた、やめた」みたいに思ったなら、確実にそこで終わっていたと思います。

しかし、そこから「なんとかしてやろう」「見返してやる」という発想があったからこそ、自分でも信じられないエネルギーを生み出すことができました。

この話のように、あなたも自分の成功を辿っていくと、何かのきっかけがあるはずです。そのきっかけは大体は失敗や逆境をどうにかしたい、という思いから始まっているのではないでしょうか。

そんな失敗からの成功ストーリーが人を惹きつけます。そして自分の自信にもなります。

失敗や逆境はチャンスです。

成功哲学の第一人者である、ナポレオン・ヒルは言いました。

「失敗や逆境はそれ同等か、それ以上の成功の種がある」

と。

不利な立場にあるときこそ、その人の真理が求められます。

そんな時こそ、がんばってみませんか?

きっと、最後には笑えるはずです。

参考になりましたら。


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