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Surface Pro8を買ったら、読書量が増えたという話。

先日から、Surface Pro8の購入漫談を繰り広げて参りましたが、今日は、実際どんなことに使っているのか、という話をしたいと思います。

もともと、Surface Pro8を購入しようと思ったきっかけは、手書きメモを取りながらPDFの論文を読みたい、という、強い願望があったからです。

これは、そのまま、読書にも当てはまります。本読みながら、手書きメモとりたくて仕方がないのです。

ということで、今日は、Surface Proでの読書術を紹介してみたいと思います。


紙の本の読書の限界

何を隠そう、私自身、つい数年前までは、紙本至上主義者で、Kindleは10年以上前からインストールしていたものの、からっきし使用していませんでした。

紙の本の最大のメリットは、何といってもページめくりが早いことです。充電も不要で、ペンがあれば書き込みもできます。転売も容易で、メルカリを活用すれば、換金も可能です。

しかし、実はデメリットも多いのです。例えば、検索性が悪い、物理的な保管スペースが必要、暗いところでは読めない、図表をメモするのが難しい、購入に物理的な受け渡しが必要、などなど。

特に、何か目的があって、情報を整理しながら、再利用可能な形で保存したい場合は、電子書籍が圧倒的に有利になります。

ただし、これらの電子書籍のメリットを最大化するためには、色々な工夫が必要でした。その一つが、タブレットPCの購入だったのです。


Kindle for PC が最高の電子書籍アプリである理由

現在、最も広く普及している電子書籍プラットフォームはKindleだと思います。Kindleで電子書籍を閲覧する方法は大きく4つあります。

  1. Kindleリーダーを購入して読む

  2. Kindleアプリを、iOS、iPad OS、あるいは、Android端末に入れて読む

  3. Kindle for PC or Macをダウンロードして、PCで読む

  4. Kindle Cloud Readerでブラウザから読む

まず、1に関して、普通のリーダーで、メモを取りながら読むというのは不可能です。最近でこそ手書き入力機能が搭載されたリーダーが登場しましたが、結局のところ、Kindle内への保存が前提であり、出力にはひと手間かかってしまいます。

2に関しては、最も一般的なKindleの使われ方だと思います。スマホの場合は、そもそも画面サイズの制約で同時にメモはとれません。タブレットがマルチタスク対応であれば、メモアプリを起動しながらKindleを表示して、手書きメモの作成は可能です。

しかし、iPad or Androidタブレットの致命的な欠点は、スクリーンショット機能が弱いということです。書籍にある図表などをメモしたい場合はスクリーンショットが軽やかに使えないと難しいのです。

その点、実は、3のKindle for PC、あるいは、4の、PCのブラウザで書籍を見るのは、非常に快適です。PCであれば、好きなメモアプリにスクショで自由にコピペができますし、テキスト入力も楽です。一度、この快適さを覚えてしまうと、なかなか抜け出せないです。

そして、もし、PCがSurfaceなのであれば、画像のスクショ、テキストのコピペに加え、手書きメモが可能となるのです。しかも、ワンクリックで。

これこそが、Surface Pro8 でKindle書籍を読む最大の理由なのです。


OneNote が最高のメモアプリである理由

さて、次は、メモアプリに関して考察してみたいと思います。メモアプリと一言で言っても、実に様々なものがあります。Microsoft純正のOneNote、サードパーティ―メモアプリの老舗EverNote、最近、話題に上がることの多いNotionなどです。

しかし、メモアプリに関していえば、手書きを前提とするなれば、圧倒的にOneNoteに軍配が上がります。

OneNoteは自由度が高すぎて、使いずらいという方もありますが、手書きとテキスト入力と画像の貼り付けが1つの無限ノートにシームレスにできるというのは、OneNoteだけなのです。

筆者の読書メモ。スクリーンショットで取得した図表、コピー&ペーストで本文から取得したテキスト、および、Surface Penによる手書きメモが混在している。この画像も、スクリーンショットで取得している。

また、OneNoteの強みは、他の端末、例えば、スマホや他のPCなどから、いつでもどこでも閲覧できてしまうことなのです。しかも同期速度はほぼリアルタイムです。Microsoft 365を契約していなくても、ストレージの制限はありますが、無料版でも使用可能な機能なので、ぜひとも試してみていただきたいです。

スマホ画面のキャプチャ。いつでもどこでもメモを見直せます。

Kindle for PC × OneNote:最強マルチタスク

さて、長々と説明してきた2つのアプリ。これらのポテンシャルを最大限に生かすことができるのが、Surfaceでの Kindle x OneNoteのマルチタスクなのです。いうまでもなく、テキストのコピー&ペースト、スクリーンショットの取得、および、手書きメモは、Surface Penのみで実施。アプリの起動からメモの作成まで、キーボードは一切使用していません。

筆者の読書画面。左にKindle、右にOneNote。テキストのコピー&ペースト、スクリーンショットの取得、および手書きメモは、Surface Penのみで実施。キーボードは使わない。

一度この快適さを味わってしまうと、もうほかの端末で本を読みたいと思わなくなってしまいました。むしろ、この快適さを味わうために、本を読みたくなる。そんな好循環が生まれ、夜な夜な読書にまい進できるようになったのです。

快適な読書生活の一案として、よろしければご参照下さい。

『孤独のDx』編集長|カイト


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