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留学への想い

高校生の頃から、ずっと抱き続けている想いがある。

わたしは いわゆる「熱しやすく冷めやすい」性格で、一度熱中すれば飽きるまでそれに没頭し、しかしある日突然飽きてまた別の何かに心を奪われる、というのを繰り返してきた。

その上、いつからか自分の気持ちよりも他人がどう思うかを気にするようになってしまって、他人の言葉にいとも簡単に影響を受け、自分の行動が左右されてしまうようになっていた。

そんなわけで、その時交流の深い誰かに左右されまくったわたしは あっちこっちへフラフラと生きてきてしまったのだ。

そんなわたしが、珍しくずっと抱き続けている想いが一つある。
それが、「留学したい」という想いだ。

きっかけは文学だった。イギリスの小説を読むのが大好きだったわたしは、英語にもイギリス文化にも惹かれ、いつしか「イギリスで生活してみたい」と思うようになっていた。

海外文化や留学への憧れがあったから、授業で海外文化をたくさん学べる大学に進学することを選んだし、大学生のうちに3回海外へ行けたのは本当に良い経験になった。

3回のうち2回はイギリス。わたしが海外へ興味を持つきっかけをくれた国。この渡英で、わたしはイギリスという国がとても好きになったのだ。

本当は大学時代に留学をしたかったのだけど、金銭的な壁があり断念。…というのは実の所言い訳で、結局わたしは勉強よりも、大学の友達との遊びや旅行、アルバイトの方を優先してしまった。
母が乗り気じゃなく、応援してもらえなかったのも理由の一つではあるが、今思えば、最大のチャンスは大学時代だったのになあ、と悔やまれる。
でも学生生活は楽しかったし、いい友達にも恵まれ、アルバイトもやりがいがあって在学中ずっと続けることができたので、充実した大学生活を送れたとは思う。

ただ、一番最初に就職した会社で失敗してしまったことから始まり、わたしの社会人生活は順風満帆とは言えない。
転職を続けて3社目の今、ようやく快適に働くことができていて、人間関係にも恵まれ、仕事も楽しくできている。

これと言って特に大きな不満は無いのだが、なぜか心の奥では焦燥感のようなものがわだかまっていて消えてくれないのだ。

それは「このままではダメだ」という気持ちだった。
職場は好きだし、きっと今の会社なら、ストレスもさほど無く長く続けられると思う。
それはいいことではあるんだろうけど、それで満足なのかと問われると、わたしは自信を持って頷くことができない。

本当にやりたいことは……と考え始めると、実はたくさんある。今の仕事は楽しいけれど、「やりたいこと」ではない。

なんだか満たされずに考えてしまうのは、やっぱり海外留学のこと。
「諦めて今の仕事に精一杯取り組もう」と何度も思い直したりしたけれど、メディアやSNSで留学やワーキングホリデー、海外生活の体験談を見る度に、気持ちは簡単に揺れ動いてしまう。

決して、この国が嫌いなわけではない。住んでいる場所を愛しているし、家族がいつでも会える距離にいてくれるのは本当にありがたいことだとも分かっている。

別に、誰かに強く勧められたり、自慢されたりしたわけじゃないけれど、わたしは長い間二の次にしてきた「自分自身の望み」に、そろそろちゃんと向き合ってあげようと思う。
「誰かが喜ぶこと」でも「誰かに褒めてもらえること」でもなく、自分がやりたいことを叶えたい。

そして、心の中だけで悶々と考えているだけだと、きっとわたしはまた誰かの声に惑わされてしまうから、このnoteを宣言の場にしたい。

もう言い訳をして楽な方に逃げるのをやめる。他人の評価を軸にして行動を決めるのをやめる。
わたしは、わたしのやりたいことをやる。

じわじわと趣味でやっていた洋書翻訳や英語の勉強をちゃんとした日課にして、コツコツ資金調達をしていこう。

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