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いつでもどこでも誰とでも。「働き方の未来2035」の姿が見えてきた。

“2035年にはさらなる技術革新により、時間や空間や情報共有の制約はゼロになり、産業構造、就業構造の大転換はもちろんのこと、個々人の働き方の選択肢はバラエティに富んだ時代になるに違いない。”

これは2016年に厚生労働省が発表した「働き方の未来2035」に記載がある一文です。

こんにちは、RD LINKの須藤です。
「働き方の未来2035」で述べられている未来の姿に関して、これまで頭では理解していてもなかなかイメージが付きづらかった世の中ですが、コロナショックもあり、現在はこの未来の姿がとても身近に迫っていると強く感じております。(複業支援をしているから、なおさらかもしれません(笑))

多くの仕事が、いつでもどこでもできるようになる

以前、なぜ今複業?という記事でも記載しましたが、オンラインツールなど環境が整ってくる中で、このコロナショックの影響もあり、大手企業を中心に複業の受け入れや解禁、ジョブ型の働き方を推進する企業が急速に増えてきました。そしてプロジェクトごとの人材を活用する機会が増えることで、この予測されていた「多くの仕事が、いつでもどこでもできるようになる」未来が、もっと早く実現することが想定されています。

まだまだ複業に関して積極的な動きを見せるのは大手企業が多い状況ですが、日々様々な企業へRD LINKを紹介していく中で、複業はスタートアップや中小企業、そして地方企業にこそ活用価値があると感じております。そしてそれは働く個人の可能性も最大限に広げられる大きなチャンスでもあります。今回はその理由についてお伝えできればと思います!

仕事と人の出会いにおいて、エリアや企業規模は関係なくなる!

冒頭に触れた「働き方の未来2035」の話ですが、この文章は2016年に20年後を見越して作成されたものになります。逆に今から20年前を考えてみるとインターネットやモバイル環境が普及しておらず、多くの人が同じ場所に同時に集まらないと、仕事ができない状況でした。

現在は様々な技術発展により、みんなが一斉に同じ場所に集まらなくてもコミュニケーションが取れるようになりました。ということは、地方企業でも優秀な人材と出会える、仕事ができる環境が整った、ということになります。優秀な人材は大手企業を始めとした多くの企業が集まっている首都圏など都市部に集中し、地方企業は中々出会うチャンスがない。そんな状況から一変、今ではどんなに遠い場所に拠点があっても、社内で必要としている人材を迎え入れることができる状況に変化してきました。

働く側の個人の視点から見てもメリットがあり、仕事を選ぶうえで「勤務地」という概念から解放されます。仕事のために転勤や単身赴任をする必要がなくなる、「通える範囲で」という制約がなくなり「どこでも」という視点でどのようなキャリアデザインをするかを考えられる、など、自分の強みを生かせる場所、可能性を広げられる場所が格段に広くなります。

優秀な人材ほど複業を始めている!

優秀な人材は引く手あまたで様々なところから声がかかるため、最も高く評価されるところを選択するようになり、また多くの仕事を請け負っていくようになります。今後企業の複業解禁が増えれば、そのような人材はもっと増えていきます。そして優秀な人材は外の世界へ行くことで、複業を通しての気づきや、新しく得た経験や知識で更にスキルを磨き、また違うフィールドが開けていきます


誤解を招きたくないのですが私たちがいう優秀な人材というのは、「自身の強みを理解し、キャリア戦略を持って自分を高めていくための動きができる人材」という意味です。そういった優秀な人材を活用することは企業にとっても有益です。正社員採用に苦戦しているスタートアップや中小企業、地方企業でも、あえて業務委託で複業人材を活用するという選択肢を取ることで、自社の課題に沿ったエキスパートを迎え入れることができます。

また、現在複業こそ個人のスキルを最大限高めることができる手段のひとつとなっております。今私が関わっているプロジェクトでも、月に1回や月2回などスモールスタートで複業を始めている方がいらっしゃいます。初めての複業の方も、その経験を活かしこれからももっとスキルを磨き、高め、更なるチャレンジができる場を私も提供していければと考えております。

政府も働き改革として副(複)業を推奨している!

就業機会の拡大や、意欲・能力を十分に発揮できる環境づくりを行うために「働き方改革」が2016年に打ち出されました。その中で副(複)業も改革の一環として推奨され、2018年には「副業・兼業の促進に関するガイドライン」も出されています。国内での少子高齢化による生産年齢人口の減少や働き方ニーズの多様化といった問題に対して、政府からも様々な対策が出される中、複業は注目を集めています。国の後押しというのはやはり大きく、これから、日本全体で複業という働き方がより一層身近になっていくと思います。

キャリア・ビジネス戦略に格差がなくなる!

ここまでに述べたように、複業をしている人には優秀な人材が多く、政府の推奨やコロナショック以降の働き方の大きな変化を受け、複業を検討する企業もとても増えてきました。私自身、いくつかプロジェクトに関わらせていただいておりますが、7割は地方の企業、8割が中小企業、そしてまだ社員が5名以下という企業もあります。

複業の導入は、企業での人材面における「ビジネス戦略の格差」を無くし、どんな企業でも事業の成長を加速していけるものだと確信しております。働く側の個人から見ても、キャリア・働き方は都心や地方など場所に関係なく、どこでも自身のスキルを磨くことができ、「キャリア戦略の格差」がどんどん無くなってくると確信しております。

今後も複業を通して、働き手や企業の発展に私達RD LINKとして支援できるよう、日々精進してまいります!

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