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管理栄養士を目指したきっかけ。それを続けていくこと。その2

こんにちは 管理栄養士erikaです。

管理栄養士という職業は、進む分野によって仕事内容にはかなり幅があります。
行政、福祉、病院、学校、外食産業など、資格を活かせる場がありますが、ほとんどの場合管理栄養士は1名体制です。
ただ、どの分野でも食と人に関わり続ける点は共通していると思います。

さて、以前noteで管理栄養士を目指した根っこの部分を記事にしました。

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管理栄養士を目指したきっかけ。それを続けていくこと。その1

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思春期のオイルオフ食生活

栄養に目覚めた思春期の私は、カロリーの高い油脂を完全敵視して、油脂をできるだけ食べない生活をはじめます。

・揚げ物の衣をはずす
・マヨネーズは使わない
・肉の脂身、鶏皮は食べない
・揚げ物、炒め物は避けて、野菜は茹でるか、生で食べる

「きれいに痩せたい」
そう願って。

でも、痩せませんでした。
無性に甘いものが食べたくなるんです。
オイルオフして、不足するエネルギーを糖質でどか食いして摂取。
そんなことを繰り返していた結果、
疲れやすく、起立性低血圧がしょっちゅう、肌は張りがなく乾燥肌。
健康的じゃありませんね。

『思春期に油脂類を敵視するのは間違い』

それを認めたのは、高校生になってからでした。

油脂類は、細胞膜の重要な材料になり、ホルモンの材料にもなる大切な栄養素で、敵視してはいけなかったのです。
勿論、過剰摂取は肥満の元ですが。
油脂の種類や身体での役割、適切な摂取量を紹介したくなりますが、またいつか。

この失敗によってさらに、食べることがどう私達の身体に影響しているのか、もっと深く知りたいと思うようになります。



人間と食・栄養の世界は♾

今も昔も 断片的な栄養情報がピックアップされては、入れ替わり立ち替わりもてはやされています。
でも、ひとつだけ食べておけば良いものなどありません。様々な食べ物が複雑に絡みあって、私達の身体は維持されています。
そしてまた、必要がない食べ物もないのです。

知れば知るほど、その先に知らない世界が広がる人間と食・栄養の世界。
とても魅力的だと思いました。

そして、調理という化学。食べる為の手段にも、尽きることのない無限の魅力を感じました。
料理って実験ですよね。

健康的な食事を作って食べさせてあげられる人に!

「自分の家族に、当たり前に健康的な食事を作って食べさせてあげられる人になりたい。」

この想いが『管理栄養士erika』の中心核です。


行政ではその対象が保健センター事業に参加される住民の皆さんでした。
老健施設や特養ではその対象は入所している高齢者さんでした。
そして、病院では患者さんがその対象です。

管理栄養士の専門性は収入に繋がらない?

行政で住民の皆さんに向き合い、健康に食べてもらおうと日々の業務を体当たりでこなしていたら、管理栄養士の国家試験に一発合格しました。

老健で食べられない胃瘻の方を、なんとかして食べられるように回復させてあげたいと願い、突き進んだらNST専門療法士の試験に合格しました。

多職種とチームで栄養管理をしたら、食をあきらめている人に食の楽しみをもっともっと広げられるはず!
2カ所の特養で、食べることが困難な方を支えたくて、嚥下調整食を取り入れ試行錯誤して頑張っていたら、摂取嚥下リハビリテーション栄養専門管理栄養士合格に繋がりました。

でも、専門性を報酬に繋げる才がなくて薄給です。

オンライン栄養相談への期待

現在、クリニックで患者さんの栄養管理に携わっています。
入院施設を持たないクリニックでの管理栄養士業務。専門職としての在り方、バランスが難しいと感じています。
今、私がもっとも興味を持ち、必要としている知識とスキルは『オンライン栄養相談』です。
これが、自ら栄養サポートを必要としている人と専門職の私達管理栄養士を繋ぐ、大きな道になっていくと思うのです。
そして、管理栄養士の専門性が収入に繋がっていく道になっていくのではないかと期待しているのです。



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