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【6月のアンケート結果】水害リスクの判断:4割が過去の経験に頼る

2023年6月23日から7月7日まで、「水害対策について」のアンケートを実施しました。期間中59名の方にご回答いただきました。ご協力いただき、誠にありがとうございます。

結果発表

1.台風や大雨によって、水害が身近で発生するリスクを感じていますか?

6割の方が「リスクを感じている」4割の方が「リスクを感じていない」と回答されました。「考えたことがない」という回答はかなり少ない結果に。
次の質問では、そのように回答した理由について聞きました。


2.1の回答を選んだ理由は何ですか?

4割近くの方が「近年の大雨時の経験から」リスクを判断していると回答しました。
ただ最近は、「これまでに経験したことのないような大雨」の恐れがあるとの情報がよく見受けられます。過去の経験だけで判断をしていると、思わぬ被害を受ける可能性がありますので、注意してください。
「ハザードマップ等の情報から」リスクを判断しているとの回答は3割未満に留まりました。

リスクを感じている方、リスクを感じていない方の割合も比較をしてみました。

「ハザードマップ等で確認したから」という理由に着目すると、リスクを感じていない理由の中では最多になっているのに対し、リスクを感じている理由としては2割に留まる結果となっていました。
過去の経験等から、漠然と水害の不安を感じている方が多いようです。


3.いざという時の避難場所は決めていますか?

6割の方が「避難場所を決めている」と回答しました。
避難といっても、避難所に逃げるだけが避難ではありません。ハザードマップ等で安全が確認できるのであれば、自宅や親類宅、ホテル等も避難先となります。


4.避難のための準備はしていますか?

例)非常用持ち出し袋や備蓄品の用意、避難場所やルートの確認など

7割近くの方が「避難の準備をしている」と回答しました。
次の質問では、準備をしていない方にその理由について聞きました。


5.避難の準備をしていない理由について、あなたの考えに最も近いものを教えてください。

「何をすればよいか分からない」という回答が最多でした。
「家の近くで大雨が長く続いたら、どんなリスクがあるのだろう?どこに逃げたらいいのだろう?」と大雨時のリスクや行動を、まずは考えてみるのがよいかもしれません。

次は、避難する際に目安とする情報の一つ、「避難情報」についての質問です。

《POINT》「避難情報」とは?
台風や大雨などによる水害をはじめ、災害のリスクがあり住民に避難を促す必要があるときに、市区町村が発令する情報です。以下の5段階のレベルがあります。


6.市区町村が発令する「避難情報」はどんな情報か知っていますか?

8割の方が「知っている」と回答しました。
続いて、どれぐらいの方が実際に発令されているのを見聞きしているのかについて聞きました。


7.実際に「避難情報」が発令されているのを見聞きしたことがありますか?

8割近くの方が「見聞きしたことがある」と回答しました。
今年も大雨の影響で避難情報が発令される機会が何度もありました。実際にお住いの地域に発令がされて、不安に思われた方も多いのではないでしょうか。


毎年のように各地で集中豪雨が発生しています。災害から身を守るために、事前に大雨時の行動を考えて備えておきましょう。
また台風や大雨が近づいている時には、気象情報をこまめに確認することが大切です。気象庁のHPやニュース、防災アプリなどで確認しましょう。


★大雨時に発表される情報「キキクル」についてこちらで紹介しています。

★総合防災アプリPREPでは、避難場所や備蓄品、大雨時の行動等を登録しておくことができます。


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