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はい、お祭り男が説明しよう!

オフィスや店舗を作ったり原状回復したりするとき、

・内装の解体をする
・室内に間仕切りを作る

・床や壁を塗装する
・床に造作したり、カーペットを貼る
・電気や設備工事

を行います。

工事をするためには、通路にシートを貼ったり、天井工事をするのに足場を組んだり、水を用意したり、工事中は真っ暗なので照明を用意したりします。
また工事業者は安全管理義務があるので、通行人や近隣のために仕切りを作ったり、通路を作ったりします。
こういったいわゆる「仮設」の工事は、総合建設会社などの元請け業者がまとめて行うことが多いのです。

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ビルの新築工事をするには現場事務所が必要で、近隣のオフィスやマンションを借りたり現場内にプレハブ小屋を建てたりします。

これは「共通仮設工事」(全体にかかわる仮設)、「直接仮設工事」(工事に直接かかわる仮設)があり、ビルによっては特別仮設工事と呼んでいるとこころもあります。

この仮設は、諸雑費や現場雑費また諸経費に入れるべきことも多く、昔はこんなに項目を分けず仮設と諸経費の記載だけでした。
工事単価を上げることが困難なので、工事内容を分離させて多くの項目を作ることにより、全体の金額を上げることができる、という手法が通例となってきています。

しかし「この仮設の項目はホントに必要なの?」と疑問に思いますね。

昔から『ゼネコンは仮設が命』というくらいで、もちろん仮設は必要だが、必要のない項目や過剰な数量が算入されていることが多いのです。

安全・安心・管理義務・苦情対策・など、仮設を過剰にすれば防ぐこともできますが、実際やらない項目や多めの数量など、テナントにかかる負担は膨れ上がり、見積書全体の25%から30%も占めることもあります。

「必要だから記載している」と、いくら聞いてもその答えばかりと思います。

そこで専門家に相談すれば「この項目は必要ない」と言ってくれるでしょう。