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【DTM】スランプの解決方法①【初心者~中級者】

【Roadroller Sound Studio】(@RBYYYYYYYYYYYYY)です。

本日はある程度の基礎的な音楽理論と打ち込み技術を習得し、作曲ができるようになった方向けの記事となります。

初心者の方が作曲できるようになって中級者に変わろうとする頃、多くの人がぶつかるであろうマンネリから来るスランプ問題。
この問題を解決するために僕が個人的にこうしている、過去こうしてきたという方法をご紹介させて頂きます。


■拍子を変える

「今思えば、いつも同じ拍子で作曲してる…」

そんな方は拍子を少し変えるだけで、とても新鮮な気持ちで作曲に取り組むことができます。

(例)
・2/2拍子 …「マーチ(行進曲)」「サンバ」
・3/4拍子 …「ワルツ」
・6/8拍子… 「ケルト音楽」...etc


ちなみに僕がとても刺激を受けた拍子は5/8拍子で、実際の販売商品の中にも取り入れられています。
上記の拍子にも慣れてきたら他の変拍子もまだまだありますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。


■ドラムとベースのみで作曲する

僕は元々ベーシストだったのでこういうセッション的な音楽を特別なモノだとは思っていないのですが、一般的にはあまり馴染みのないジャンルかも知れないので、この機会にご紹介させて頂きます。

読んで字の如く、ドラムとベースのみで作曲をするシンプルな方法です。

普段は色んなトラックがあって細かい調整も面倒臭くなりがちですが、この作曲方法であればドラムとベースのことしか考えなくて良いので、初心者の方は打ち込み技術を上げるのにもってこいの方法だと思います。

(例:ドラム)
・ベロシティーで強弱を付けて生音っぽいリアリティーを追求する
・発音のタイミングを細かくズラして前ノリ or 後ノリを体感する
・今まで打ち込んだことのないビートやフィルインの引き出しを増やす
 ⇒ 本を見て楽譜を真似るのが一番の近道

(例:ベース)
・ベースで歌う、聴かせるメロディーを追求する
・スラップの打ち込み練習にもなる

また、このシンプルな構成での楽曲はナレーションやトークの邪魔をしないため、Youtubeやラジオ番組などで需要があると個人的には考えております。

DTMでのマネタイズをご検討中の方はこういった楽曲を量産して販売するのもアリだと思います。

ドラムとベースのみで物足りなくなった場合はピアノ、オルガン、ギターのいずれかを足して3ピースバンドを意識した楽曲制作をしていきます。

初心者の方はこういったトリオ編成からロック、ジャズ、ブルースを勉強していくのも良いかも知れませんね。


■最初から縛りを設ける

ゲームで「縛りプレイ」というものがありますが、作曲でも同じように自分の中で独自のルールを設けるのも面白くてオススメです。

(例)
・メインメロディーは五線譜の中に全て納まる音域にする
・メインメロディーは「経過音」もしくは「刺しゅう音」のみ
・2コード or 3コードしか使わない
・ベースはずっと決まったフレーズを奏でる
・目をつむって選んだ楽器を使って作曲する...etc

こうすると割り切って作業できる分、気持ちがかなり楽になるだけでなく、この状況下で最大限出来ることを模索していくわけなので、制作が終わった後に自分の音楽の引き出しを覗いてみると、たくさんの宝物が残っていることが多いです。

こういった経験の積み重ねが必ずどこかで活きてくるでしょう。


■最初から短いループBGMを作ると決める

おそらくDTM初心者の方が陥りやすい現象だと思いますが、最初から大作を作ろうとして途中で挫折、そのまま放置。
もしくは何とか1~2曲完成させたものの次の曲に取り掛かる気力がない。

個人的には最初から大作を作るのはオススメしません。
理由は上記でも述べた通り。
音楽を作る楽しさよりもつらい気持ちの方が勝ってしまうため、ほとんどの方が続かなくなるからです。

ちなみに僕が言う大作というのは【イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ】みたいな歌モノのようにしっかりとした流れを持つ楽曲を指します。

初心者は4小節・8小節のループBGMだけでも十分成長することができます。
むしろそれで数をこなした方が確実に身に付きます。

中級者の方もネタがなくなった時や、あと1曲作らないといけないみたいな時に、4小節・8小節のシンプルなループBGMを決め打ちで制作するのも悪くないと思います。


■おわりに

今回ご紹介するスランプ解決方法は以上となります。

次回は中級者~上級者向けのスランプ解決方法もご紹介したいと思っておりますので、ぜひお付き合いよろしくお願い致します。


次の記事 → 【DTM】スランプの解決方法②【中級者~上級者】

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