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【DTM】スランプの解決方法②【中級者~上級者】

【Roadroller Sound Studio】(@RBYYYYYYYYYYYYY)です。

 ↓(前回の記事)

前回に引き続き、DTMerのスランプ解決方法をご紹介させて頂きます。
中級者~上級者にもなってくると作曲自体で悩むことは少なくなるかも知れませんが、気分転換やご自身の引き出しを増やすという意味でも楽しんで頂ければと思います。


■モードで作曲する

僕は専門学校で民族音楽(ケルト)を習いましたが、その前にこのモードの知識、理論の授業がありました。

担任の先生が新婚旅行でアイルランドに行くほどケルト音楽が大好きな方で、ケルト音楽の制作方法を重点的に習ったのですが、他のモードに関してはあまり丁寧に説明された記憶がなく、ケルト音楽は作れるようになってもモード自体をあまり理解していない状態だったんです。

そこで出会った動画がこちら。


おそらくどの教則本を読むよりも、この動画が一番分かりやすいと思います。
シユウさんはとてもタメになる動画を毎回UPして下さっているので、初心者の方は観ておいて損はないと思います。

【シユウさんのYoutubeチャンネルはこちら】 → 

各モードで1曲ずつ作ったとしても…

・イオニアン
・ドリアン
・フリジアン
・リディアン
・ミクソリディアン
・エオリアン
・ロクリアン

上記のように7曲も作れるわけなので、確実にネタ切れは防止できるはずです。


■民族音楽を作曲する

これもモードと通じる部分がありますが、民族音楽が民族音楽たらしてめている要素として大きいのが…

・楽器(音色)
・スケール(音階)
・リズム(独特のノリ)

この3つになると思います。

おそらくみなさんがお持ちの音源の中にもまだ使ったことがない、見慣れない名前の楽器もあるかと思いますが、シンセ系を除くとそれらの多くは民族楽器だったりします。

その名前をインターネットで検索すると楽器の形、扱える音域、演奏動画などが出てくるのでチェックしてみましょう。

使う楽器が決まったら、今度はどんな音を使えばその国の音楽を感じられるのか、音階(スケール)を調べます。

これもインターネットで検索すれば一発です(本当に便利な世の中になりました…)

最後はリズム(独特のノリ)ですが、これは上記で打楽器を検索した時に一緒に出てきたりするので同時に勉強しておくことをオススメします。

ただ、あまりにも本格的な民族テイストを求めすぎると、結構大変な作業になりますので最初は基本的なリズムやノリを真似るだけでも充分だと思います。

先日ベリーダンスを作っていたのですが、その時に参考にさせて頂いた動画はこちらです。


各国の特徴となる楽器を使って、その国に伝わる音階を奏で、独特のノリを掴むことが出来れば、それだけで十分に民族音楽を表現することは可能です。


■十二音技法で作曲する

ドラクエが好きな方にとっては馴染みのある音、作曲法かも知れません。

「ド」の音から順番に半音ずつ上げていくと、1オクターブにつき12個の音があります。
この12個の音を全て均等に使って作曲し、調性という概念から逸脱しようという目的でこの作曲法が生まれました。

※ 詳しくはこちら(Wikipedia)をご覧ください。

原則として作った12個の音列はその順番を崩すことができず、また12個の音が順番に全て使用されるまで同じ音を用いてはいけないなどのルールはありますが、隣り合う音を和音として重ねても良かったり、音さえ合っていればどの高さで鳴らしても良かったりするため、実際に作っていても意外と自由な印象を受けます。

↓(参考動画はこちら)


この方法で何曲も何曲も作っていると疲れてしまうかも知れませんが、複数曲ある中で飛び道具的に1曲作ってみたり、1~2小節だけ12音技法を取り込んでみたりすると、これまた刺激的でとても良い経験になるかと思いますので初めての方も是非挑戦してみてはいかがでしょうか?


■黒鍵作曲技法

最後にご紹介するのは自身の記事の紹介みたいになりますが、音楽理論としてもしっかりと理由付けされており、なおかつ誰でも簡単に作曲できちゃうのが「黒鍵作曲技法」です。

初心者の方に簡単にご説明しますと、文字通りキーボードの黒鍵のみを使って作曲する方法です。

上級者にとってはどういう理由でそれが可能なのか一発で分かるかと思われますが、意外とこの方法で作曲してる方は少ないんじゃないでしょうか。

上級者だろうと周囲との差別化を図るためにこの方法を用いても全然アリだと思いますし、あと1曲作らないといけないけど時間があまりないなんて時に、ものの5~10分で作曲できちゃう便利ツールなので、初心者~上級者問わず覚えておいて損はないかと。

↓(ちなみに僕が即席で作った作品がこちら)


この作曲方法に関しては初心者向けに記事を過去に書いておりますので、気になった方は是非よろしくお願い致します。


■さいごに

前回の記事と合わせて合計8つの作曲方法をご説明させて頂きました。

あくまで個人的な感覚や経験に基づいてのお話となりますので、共感しにくい部分等もあったかも知れませんが、DTM初心者~中級者~上級者を問わず、少しでも有意義な記事になっていることを願います。

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