見出し画像

緊張,陶酔,没入,震える手。

このnoteは、最近社長になった人と、まだ何者になるかわからない若者が、「こんな生き方もいいんじゃない?」とライフスタイルをゆるく提案するnoteです。

■願掛けはある?

20代役者 何もないんですよねぇ、つまらないことに。髭を剃るくらいですかね。普通っていう。

社長 そうだねー。

20代役者 あとは綺麗目な服を着るとか。

社長 たしかに!話さないといけない時は襟付きを着るとかはあるな。

20代役者 マナー的な事ですよね。

社長 会議とかだと襟付きは着るなぁ。

20代役者 その人が何を言ってるかより、服装とかで見られちゃうって感じだから襟付きになっちゃいますよね。

社長 不思議だよね。賢くみられたい時になんでメガネをかけるんだろうっていうね。

20代役者 アイテムが持ってるパワーがありますよね。だから、人間は裸だったらなんなのかわからないですね。

社長 そうねー喋らないとねー!でもやっぱりそこで違うのは目なんじゃないかな?

20代役者 たしかに目力か。

社長 それと挙動とかね。全員Tシャツにスラックスしか着れないとして、髪型も一緒でね。そうしたらやっぱり目だと思うんだよね。あとは所作もか。品があるなぁ下品だなぁとか。

20代役者 たしかに。綺麗な人でも下品な人とかいますよね。あれって何で察知してるんですかね。

社長 細かい点で見てるんだろうね。綺麗だけど口元が緩いとか、ちょっとした手が汚いとか、裾がよれてるとか。それを清潔感って言うんだろうけどさ、どんな人でも髭を剃って新品の服を着て、髪を整えて靴を綺麗にしてたら普通に見えるはずなんだよ。

20代役者 確かにそうですね。

社長 その研究は結構したな。うちの妻がお嬢様で、小さな頃から別荘が何個もあったり、そーゆー集まりみたいなところに行ってたから、品があるとかないとかすぐわかるんだよね。身なりとか喋り方とかで判断するみたいなんだけど、小さな頃からそーゆー場所にいると、そうじゃない品がない人たちに対して異分子だと思って反応しちゃうんだろうね。

20代役者 なるほど。

社長 その人の身なりとかお金の使い方で、だいたいの印象や器が決まるよね。

20代役者 そーゆー風に見られてるって思うと怖い!

社長 古着が好きで着てる人と、単純に服が汚い人って見たらわかるじゃん?同じ古着なのに。そこはサイズ感のセンスがあったり、統一感があったり。ちょっとした事のチョイスのセンスなんだろうね。

20代役者 たしかに、どんな服を着てるかでなんとなくその人のことがわかりますもんね。

社長 そうだね。その人がそうなりたい像なのかもしれないね。
うちの会社の隣の社長がジルサンダーしか着ないんだよね。だからきっとミニマルな人になりたいと思ってて、そうなりたいって思ってるから
他の人から見てもそういう人に見えるもんな。

20代役者 僕は何なんだろうなぁ。いつまでもいい感じのジャケットだと思いきや、インサイドアウトだったりするんだろうなぁ。

社長 そうであってほしいよ!(笑) ちょっと変わったモダンな感じね。

20代役者 多分ずっとそーゆーやつなんだろうな(笑)

社長 あとさ、外見にこだわりがない人は無思想性っていうかさ、他にもこだわりがないよね。
髪の毛の前だけセットしてるやつとか。

20代役者 あー!俺大丈夫かな。

社長 大丈夫!そもそもつけてないから(笑)

20代役者 あっ(笑)

社長 中学高校にありがちなやつね。


■こだわりが強すぎる人は仕事もできない

20代役者 キリスト教の本かな?何かで見たんですけど、こだわりが強すぎる人とか正義感の強すぎる人は、悪になりうるって書いてあったんですよね。

社長 そうだろうね。完璧主義者とかね。

20代役者 あー!

社長 こだわりが強すぎる人は、チームで仕事ができない人が多い気がする。完璧にやろうとして納期守れなかったりさ。

20代役者 なんか、オシャレな人とかって、こだわりじゃなくて感性でやってるんですかね?センスなのかな?

社長 「センスは知識からはじまる」って本があるんだけど、センスは知識の集積で、デザインはある程度フレームがあって、知識が多ければセンスあるものは作れるって本。

20代役者 言われてみるとそうですね。

社長 歴史まで遡ってさ、今に落とし込んでいくって感じでさ。細かいセンスは確かにあるけど、基本的には知識なんじゃないかな。

20代役者 いつも通り、話が脱線しましたね。勝負どきの話でしたね。

社長 何かないの?

20代役者 本当にないんですよね。

社長 そうかー。でもまぁそうだな。俺もないのかなぁ。いつもと違うことをすると変に調子が狂うと思ってやらない時もあるもんな。

20代役者 中学校のバスケのコーチに、大事な試合の前の日もいつも通りに過ごしなさいって言われたことがずっと残ってて。
色々試しましたけど、やっぱりその言葉が正しかったかもって思って何もしないことにしましたね。
ルーティーンを崩すって結構疲れるから、何かすると本番の前に疲れるんですよね。(笑)

社長 それはあるかもしれないね。昔さ、バンドのライブの5分前くらいは緊張してさ、めちゃくちゃ深呼吸してたもんね。あくびしたりさ。

20代役者 あくびって事はストレスだったんでしょうね。

社長 でもあーゆー緊張感っていうのはいいもんだよ。始まったら緊張しないんだけどね。

20代役者 そうですよね!

■ラジコンのイベント

社長 この間、栃木でラジコンのイベントをやったんだけどさ、レースをしたのよ。

20代役者 いいですね!

社長 中学生から50代くらいまでのお客さんが来てくれてさ、その50歳くらいの方が凄い手が震えて緊張してるのよ。あの震えてる手をみて最高に楽しいだろうなぁって。

20代役者 確かになぁ。生きている感覚とか、人間やってる感が味わえますよね。

社長 大人ってもう緊張する事があまりないからさ、あの経験ってのは人生振り返って残るものだろうなぁって思うんだよね。みんなに見られながら応援されながらさ。

20代役者 いいですねぇ。生きてるって感じですね。運動会を作るっていいかもしれないなぁ。

社長 そうねー。大人の青春を作るっていうかさ、没入感とな陶酔感っていうのはいいよね。

20代役者 まとめ
人間の無意識に訴えかけてくる、緊張感、陶酔感、没入感など、感情と言われるものは、人間が人間であることを確認できる宝物だ。感情が記憶を保持する。現代社会の問題『人間の機械化』は、長期的にみると、記憶が薄く感情も薄い、いわば機械のような人間を量産し、機械に取って代われる存在になってしまう。