自分のバリエーションと型を増やし、デザインする。
■前回の記事
■自分をよく観察してみる
20代役者 自分をどう見せるかっていうのをデザインしています。
自分はどう思われてもいいんで、そーゆー事をゲーム感覚でやってる感じです。
社長 実験してるんだね。
20代役者 そうですね。それがたまたまこの間うまくいったのかは、のちにわかることですけど、うまくいっちゃったんですよね。
社長 (笑) なるほどねー。
20代役者 めちゃくちゃデキるやつだとも、ダメなやつとも思われたくない。
なんか意外とやってくるよねー。みたいな感じがいい。トップセールスマンの1位2位3位、そこの入れ替わりは激しいけど、アイツいつも4位にいるよねーみたいな。
社長 もう安定してんじゃん!(笑)
20代役者 あんまり目立たない感じですかね。
社長 それは自分的にはそうなりたいってのはあるの?
20代役者 んーー。どうなんだろう。でも、そう言った意味で目立ちたいってのはあるんですよね。みんなが褒め称えるような人ではなくて、みんなの心のどこかにいる架空の人間みたいな。
アイツ、こんなこと言ってたなぁとか。どこか自分が悩んでる時に声が飛んでくるような感じ。
社長 青レンジャーくらいのね。
20代役者 そうですね!青レンジャーです!
社長 多分、青レンジャーになりたいんだろうね。じゃないと諸葛孔明って言わないよ。
20代役者 確かに。僕、諸葛孔明大好きだもんなぁ。
社長 そーゆータイプは参謀タイプなんだよね。頭脳でありたいみたいな。
20代役者 あー!そうですそうです!
社長 そのコミュニティーの頭脳でありたいとか。前に出るリーダーではなくね。発案者って感じかな。アイディアマンとか。
20代役者 自分をどう見せるかですね。
社長 そうだね。この間CM撮影行ったんでしょ?その時に僕向きのキャラクターですねって言ったってことは、自分のことをよく知ってて自分を最大限に活かすキャラクターだったわけだ。
20代役者 今しっくりきましたね。(笑) そーゆー事ですね!自分を最大限に活かすキャラクター作り。うわぁ、ハッとしたわ。
社長 今は20代で青レンジャーかもしれないけど、後5年もしたら何レンジャーになるかはわからないけどね。今はそのキャラクターなんだと思うよ。
20代役者 ピンクかもしれない!(笑)
社長 意外とみんなの調和役♪になってるかもしれない。(笑)
20代役者 (笑) いろんな場面で何レンジャーなのかを使い分ける。ただ僕は赤ではない。(笑)この間はブラックだったな。
社長 青がブラックになったりピンクになったりね。この間はブラックのキャラクターを演じてたわけだ。
20代役者 そうですね。
社長 わからなくはないね!でも、諸刃の剣じゃない?
20代役者 そうなんですよ!!
社長 どっちに転ぶかわからないよね。
20代役者 どっちでもいいって思える場所じゃないと使えないですね。
でも、諸刃の剣を使えない場面って少なくないですか?
社長 そうだなぁ。妻の友人とか子供の保育園とかかなぁ。
20代役者 たしかに。それはそれでセットしてって感じですよね。
本当にゲームみたいな感じですね。
社長 ゲームだと思うよ。
20代役者 このボスにはこの武器をつけてみたいな。
社長 攻略本作ってるんでしょ?
20代役者 そうですね。真っ黒のノートに。(笑)
■ゲーム感覚の人生
20代役者 色々考えると、ゲーム感覚で人生を攻略するって方法でしか楽しめないって悲観的にみたら酷ですよね。
社長 確かにね。色んな楽しいことはあるけどなぁ、楽しくないことも多い。
20代役者 (笑)楽しくないですよねぇー(笑)笑っちゃうほど。
表面ではわからない、心の内側でしか楽しさを生み出せないっていう。そーゆー風にもみてます自分を。
社長 (笑) それでもいいけど、やっぱり「こういう価値観です」って誰にでもいいから発信していかなきゃダメだなって思うんだよね。じゃないと、ただシニカルな批評家になっちゃうからさ。
20代役者 確かになぁ。
社長 今日の話で、いろんなキャラクターを演じるって戦隊モノで例えてたけどさ、昔はキャラクターを演じるって「カッコつけてる」っていう言葉で、一括りにしてたよ。
あの人だったら、あの映画だったら、あの主人公だったらこうするだろうなっていう連続で、自分さえもそれになっていくっていうかさ。足跡を辿っていく感じ。
20代役者 それは大いにありますね。人間って不思議ですよね。
社長 なりたいものになれちゃうからね。だから年齢なんて関係ないんだなって思う。あとは役割(ロール)だね。父親とか社長とかミュージシャンとか。そう在ろうとするよね。うまく型にはめてさ。