三つの性別
三つの性別という概念は割と有名で、
最近は当事者間でも自分を整理するために使われる考え方である。
性別の種類
上記三つの性別がそれぞれ独立した形で存在している。
心と体の性別の関係
心と体の性別の組み合わせによって以下のような名称で呼ばれることがある。
男女が入れ替わっている場合
心→男性 x 体→女性 = 男性 FTM
心→女性 x 体→男性 = 女性 MTF
心→男性 x 体→インターセックス = 男性
心→女性 x 体→インターセックス = 女性
※れいれいはFTMもMTFもシスと同じ扱いをすべきと思っている。
心がXの場合
心→X x 体→女性 = Xジェンダー FTX
心→X x 体→男性 = Xジェンダー MTX
心→X x 体→インターセックス = Xジェンダー
本来の体の性別が一致していないうえで心がXだった場合
心→MTX x 体→女性 = Xジェンダー FTMTX
心→FTX x 体→男性 = Xジェンダー MTFTX
心→MTX x 体→インターセックス = Xジェンダー
心→FTX x 体→インターセックス = Xジェンダー
※上記は一般例です。
Xジェンダーの難しさ
心と体の一致についてXには複数あると思っていて、
1.今持っている体の性別から直接Xになるパターン。
2.今持っている体ではない体を望んでいるが性自認はXというパターン。
また、僕のようにFTやMTを付けずに純粋にXであることを強調することで、体の性別のバイアスから逃れようとする人もいる。
Xと好きになる性別との関係
男性同士はゲイ、女性同士はレズビアン。Xにはそういった呼び名がない。
たまーに、FTXが自らをレズビアンと呼んでいるのを見ることがあるけど、
厳密にいうと女性同士ではないのでよく議論の的になる。
正直れいれいとしてはわざわざ名前を付ける必要もないのだけど・・・。
”心に性別なんてない”
って言われたことがあるXの当事者も多いのではないだろうか。
僕も実際両親にカミングアウトした時に言われたことで、説明にものすごく悩んだ記憶がある。
僕は、授かるものである体と違って、心は自ら性別の表現を構築していくものだと思っていて、体という器をどう動かして自分を表現するかや、器の形をどう変えるかを制御するものだと思ってる。
そういった意味では体の性別に心を支配されるというより、心が体をコントロールしていくことができるのかなと。
まとめ
僕は「三つの性別」という概念を使って自分を分析することができたおかげで、心、体、好意を分けて考えられるようになって、自分の中での捻じれがだいぶ軽減されたので、まだやったことがない人は一度考えてみる価値はあるかもしれない。
一番大事なこと
僕は物心ついた時から性違和に気づいていたけど、Xだと自認するまで20年以上かかった。同じ境遇の情報があまりなかったこともあって、ずっと自分がおかしいんだと自己否定をしてきた。
この章ではすでにある一般的な名称を載せたけど、もし自分に合うものが見つからなかったとしても、わざわざ名前を付ける必要はないし、間違っているわけではないということは忘れないでね。
れいれい
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