タイ・バンコクでラーメン屋を始めました。

タイ・バンコクでラーメン屋「威風堂々」を始めました、という記事を書きましたので、今回から数回に分けてタイ・バンコクのラーメン屋事情について書いていきたいと思います。

※この記事はオンラインコミュニティ「海外を旅しながら仕事をする力」で公開中の記事です。文字数2333字

目次

プレ先進国のタイ
タイへのインバウンドは約3,000万人
在バンコク邦人

客単価1000円の日系レストランはタイ人で大盛況
まとめ



■プレ先進国のタイ■

多くの日本人にとって、タイの印象は絵に描いた「東南アジアそのもの」でしょう。茅で編んだ傘を被ったおばさんが、カゴにフルーツを入れて歩いていたり、水上マーケットで生活必需品の売買をしている。そんなイメージではないでしょうか?

タイの首都バンコクを何度か訪れたことのある人は、日本顔負けの洗練されたショッピングモール群に、2000店舗を超える日系日本食店、トンローなどの街では高級車がずらりと並ぶ光景を目にします。実際のバンコクは日本の地方都市以上に大都会です。

現在バンコクの人口は住民登録上約800万人と言われていますが、地方や隣国からの流入人口を含め約1,200万人とも言われる大都市です。

発効予定のASEAN経済コミュニティ(AEC)により、「人」「物」「金」「サービス」が段階を持って自由化されます。ASEAN諸国からバンコクへ移り住む人が増え、2020年にはバンコクの人口が2000万人を超えるのではないかとの声もあります。

プレ先進国とされているタイは現在、高度成長の真っ只中です。プレ先進国とは、先進国入りする準備段階に入った国を指します。バンコク都内を見る限り、それは疑いも持たない光景です。 国民GDPで見てみると意外に低いタイの平均所得ですが、実際には平均ですので、バンコクの10分の1程度の農村部の所得も含まれた平均です。

タイの平均年収は日本円にして130万円~140万円と言われており、平均月収は11万円です。タイ統計局が2013年上半期にタイ全国2万6000世帯で実施した家計調査では、タイの世帯平均所得、月平均2.5万バーツ。世帯当たりの平均所得は、月2万5403バーツ(日本円で約9万円)、平均支出は月1万9259バーツ(約6万8000円)でした。

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