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冷静と情熱のあいだ

人を相手にする仕事は
どの仕事でも同じでしょうが
色々な人を相手にしていると

高圧的な人
わがままな人
嫌味を言う人
暴力的な人

などなど
こちらの精神をすり減らす人を
相手にすることって多々ありますよね。

普通の人間関係においても
こういう人を相手にするのは
非常にストレスなわけで
仕事だからと全く平気になるかと言われれば
そうではありません。

仕事だから多少割り切れるかなーといった程度です。

医療の世界でも
いろいろな科がありますが
精神科も例外なく
そういう人を相手にすることはあります。

精神疾患の症状としての
暴力や暴言だとしても
間に受ける看護師だと
感情的になってしまう人もいる。

私も余裕がなくなると
感情が揺さぶられることもあります。


そんな仕事環境において
キレてしまう人と
イラッとしても感情をコントロールできる人に
分かれます。

人によってイラっとするポイントも違ったり
仕事が忙しい時とそうでない時など
いろんな要素があったりはしますが
穏やかに対応できる人には
いくつか共通点があるように思います。


子育てをしている人が多い

子育てを経験した人は
傾向として〝待つ〟ことができるスタッフが
多いように思います。

看護師の中にも
患者さんのペースではなく
自分のペースで仕事を回したくなる人が
いるわけですが
子育てをしている人は
患者さんのペースを待てる人が
多いように思います。

私も子供が生まれて
以前より待つことを苦痛に
感じなくなったと思いますね。


自己肯定感が低くない

穏やかな人というのは
言い換えれば〝許せる〟力がハンパないですね。

この〝許す〟ためには経験よりも
自己肯定感が大きく影響していると思っていて
自己肯定感が低いと自分にも厳しくなって
他人にも厳しくなる。
要は許容範囲が狭いんですよね。

自己肯定感は高くなくていいとは思うんですが
低いとどうしても色々なことに
執着が生まれて
こうあるべき〟と思ってしまう。

・患者さんのあの言い方はおかしい。
・医師に言われたことは守るべきだ。

これってストレスを生み出してるのは
相手(患者さん)じゃなくて
自分自身の考え方なんですよね。

「まぁそんな人もいるよね」
と許せるかどうかで
患者さんに対する対応は
変わってくると思います。


仕事以外に熱中できるものがある

看護師の中には
熱心に勉強して
研修に参加して
仕事も早くて常に職場において
問題提起できる
いわゆる〝デキる人〟っているんですが

そういう人にも
キレやすい人って意外といるんですよね。

患者さん対応って
知識も必要ですが
そこだけでは補えないんですよね。

感情的になってないように見えても
ちょいちょい敬語じゃなくなってたり
視線が合わなくなってきたり
声のトーンが低くなるとか
わかりにくくキレるというか笑

人間、メンタルを安定させる上で
依存先を増やすというのがすごく大事で
特に自分自身を肯定してくれるコミュニティ
たくさん持っている人ほど
一つ一つに依存しにくくなるので
不思議とトラブルに対してしなやかに
対応できるようになりやすいんですね。

仕事、家族以外にも
熱中できる趣味があったり
そういったことを共有できる仲間が
たくさん居る人は
比較的穏やかに対応できる人が
多いように思います。

もちろん根本的な性格の問題もありますけどね。


心のレジリエンス(しなやかさ)を保ちながら
ストレスをコントロールしていきたいものです😌


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