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IPアドレスで盛り上がってるので忍殺のIPアドレスの話をしようか

ちなみにIPアドレス単体では通常は個人特定は出来ないぞ。詳しくないやつはそこだけでも覚えて帰ってくれ。グローバルIPアドレスだけで個人特定余裕だぜ!とかいうつよつよハッカー氏は自分で解説エントリーとか書くと良いぞ。四方八方から怒られても知らんが。

そもそもIPアドレスとは

例えば、郵便物をおくる時には郵便番号、住所、宛先のお名前が必要になるな?インターネッツでもその仕組は同じで、現実世界の郵便番号に当たるのがIPアドレスと表現して差し支えないだろう。

さて、郵便番号はあくまでざっくりとした住所のある場所までしか情報として含んでいない。だから郵便番号だけで特定の個人へ荷物を届けるのは、配達業者からはお断りされる。2020年代の俗に言うIPアドレス、正確にはIP4のグローバルIPアドレスだが……これも同様で、おおよそざっくりとした通信先しかわからない仕組みになっているのだ。何故だろうか。

現行で主に使われているIPアドレスは、IPv4とも言われておりXXX.XXX.XXX.XXXという三桁の数字を4つ組み合わせることで表現している。
つまり、実数としては「4,294,967,296」個しか在庫がない。約43億個だ。そして人類の人口は70億とかそこらだ。パソコン、スマホでも別のIPが必要になるのでこれだけの在庫をバカ正直に使ったらマッハで無くなるのはすぐおわかりいただけると思う。

なので、実際の通信では郵便配達と同様、他の情報も組み合わせて通信箇所を特定し、情報のやり取りをおこなっている。なのでIPアドレスだけではどこの誰が通信してるかまでは通常はわからない。

大昔ではパソコンとかの数も少なかったので、43億も在庫があればヨユーヨユーとか当時のエンジニアは考えていたのだが、所がどっこいパソコンの一般ご家庭への普及とか、スマッホんの普及とかで一気にIPの需要が激増し、足りなくなってしまったのである。

なお、IPv4のアドレスは今もリアルタイムで在庫切れの危機が進んでいるのでIPv6ってヤツに入れ替えが進んで……いない。IPv6の野郎は扱いがややこしいのでまだまだ未普及である(とおれは認識してる)。

この、現実で発生している『IP枯渇危機』は、ニンジャスレイヤー世界でも進行している。我々の世界よりもより深刻な形でだ。

忍殺世界のIPアドレス

以下のツイートを見ていただきたい。

ニンジャスレイヤーの『スルー・ザ・ゴールデン・レーン』の一節だ。
謎めいたシンピテキ・オーラが放たれている。だが見覚えのある数字が浮かんでいるな?42億……おお!われら現実世界のIPアドレスと数に近似しているではないか。約1億の差異があるが、あるいはこの数字にも驚嘆すべき事実が隠されているのかもしれない……が、それはさておき。

42億で、忍殺世界でもIPV4のアドレスが主流であることが推測出来る。
現実世界では、後にグローバルIPアドレスプライベートIPアドレスという二つの世界に分割するなど、43億のIPを極限まで使い倒す悪あがきをそりゃーもう沢山開発した。それでもIPv4の枯渇は間近にせまっている、おお、インターネッツの危機よ!

そしてニンジャスレイヤー世界では自体はより深刻である。
忍殺世界では、Y2K……俗に言う2000年問題により……なに、2,000年問題をしらんだと?これだkら今どきのわかいもんは……ざっくりいうと2000年になった瞬間に電子機器がアホになってインターネットの怒りだぁ!となる危機があったのだ。幸いにも現実世界ではエンジニアがちょーがんばったので懸念されたインターネッツがお怒り表明して人類はほろんだ!みたいな事態はおこらなかった。が。

忍殺世界では、Y2Kは起こった。インターネットを下支えするUNIXサーバー(現実にもみんなの生活をささえているぞ)が次々猛烈な爆発を起こして施設を崩壊。当然インターネットエンジニアも巻き込まれて爆発四散。
UNIXと技師が同時に失われたことで忍殺世界のインターネット技術は大きく停滞し、現実世界で開発された43億のIPv4をだましだまし使う技術は開発されなかったか、あるいは貧弱な代替技術の導入にとどまったと推測される。

結果どうなったか。
新たなIPアドレスを開発する技術は損なわれ、今あるIPアドレスは貴重な有限資源となった。使い切れば追加はなく、インターネットしたいなら他のやつから奪い取るほかない。

強大な暗黒メガコーポは他社よりも有意にインターネットを活用するためのIPアドレス争奪闘争や、未来に備えて秘匿していた埋蔵IPアドレスの発掘プロジェクトに武力闘争を持ち込む形となったのである。悲劇!

ちなみに、忍殺世界ではインターネットは物理エネルギーを伴ったエネルギーバイパスなので、通常の情報通信だけでなくエネルギーの出口としての側面をもっていると考えられる。忍殺世界でUNIXサーバーが爆発するのは、形而上学的世界から流出する物理破壊力をもったエネルギーの暴走によるものだ。まて、おれはうそはいっていない。しょうきだ。

他にもインターネットは単なる電子情報経路ではなく、人類のたましいを形而上学的世界から物理世界へ送り出すための……天下天下天下天下天下天下天下天下天下天下天下天下天下天下……IPアドレスこそが……迚ゥ逅?ク也阜縺ォ縺翫>縺ヲ逕溷多繧堤函蜻ス縺溘i縺励a繧区ュ蝣ア繧、繝ウ繧ケ繝医?繝ォ繝舌う繝代せ縺ァ縺ゅk縺ィ閠?∴繧峨l……

はて、一体なんの話を俺はしていたんだか。
ああ、そうだ。IPアドレスで個人特定出来るかの話だったな。

上で書いた通り、IPアドレスは郵便番号なので、これ単体で個人を特定することは出来ない。んのだが。悪知恵の働くヤツならサッシはつくだろう。
推理モノで探偵がやるように、情報はバラバラでは役にたたなくても、他の情報と組み合わせればしんじつへと近づける。真相にたどり着かせないためには余計なパズルのピースは渡してしまわないのが一番だ。

そういう意味で、今回のトラブルは怒られても仕方ない話ではある。おれは他人事ではないので怒るのではなくちょっとばかし心配してしまうのだが。

ああ、めちゃんこ人様から恨みを買ってるとかでなければ、そもそも前の仕様でIP抜かれている事自体稀だと考えられる。発覚してからそうそうに修正されたしな。一般noteユーザーはそんな心配しないで良いんだぜ、と。

具体的なプロセスでいうと、該当のユーザーの記事を開き、ブラウザで開発者モードにして(これだけなら誰でも出来る)表示されたサイト上のプログラムからIPアドレスの箇所を特定する、作業が発生する。

だもんで、常日頃からよほど熱心なネトストとかに張り付かれてない限りは、実際に個人のIPを特定される前に修正されたはずである。この辺もインターネットで良くある情報流出とはちょっと違うところだ。データの塊としてサーバーから抜かれたわけではない。まあ、誰でも見ようと思えば見れちゃうのはそれはそれで問題なのだが……

戦場へ

インターネッツもWEBサービスも、じんるいが作ったもんなんで穴なし、隙なしとはいかないものだ。それでも使わないとなるとより一層生活が不便になるので、日々インターネッツでもまっとうに生きるしかないのかもしれないな。

今回はここまで、またな。

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