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Noteでも結果を出すために必要な、プロダクトマーケットフィット(PMF)概念とは

クリエイティブにも市場需給問題が立ちはだかる!

プロダクトマーケットフィット(PMF)とは?

読んで字のごとく、特定の市場需要に対して、自分が供給する商品が寄り添った内容かどうか、という概念だ。

例えば、使い捨てマスクが需要過多で枯渇している時に、洗浄、再利用可能な布マスク(ウィルスにはさほど意味がないので、主に花粉用)などは、現状の花粉症の方へのマーケット需要に答える商品と言えるだろう。短期的に、だが。

この様な、自分達が出せる商品が、市場の現況需要にマッチしているかがPMF概念だ。冷静に考えると、概念それそのものは真新しい内容ではない。
では、何故PMF概念が重要なのだろうか。

クリエイティブにおいても、PMF概念はつきまとう

これである。送り出せる作品が、市場ユーザーの需要を満たすものであるかは、求めている成果を出すのに必要な要件だからだ。

端的に言って、市場ユーザーが現時点で欲しいと思っていない物を供給しても、食いつきが悪いのは当然ではある。だが、クリエイティブにおいてはコイツが更に厄介な強敵として立ちはだかる。

千変万化、自由自在にコレ、という作品を作り出して送り出せるなら、そして市場需要を敏感に嗅ぎつけられる嗅覚を備えているなら、そいつはドンドン成長するだろう。出来るなら、だが。

そう、大多数のクリエイターは、PMF概念をほぼほぼ無視して表現活動を行う。表現の本質とは、自分のハラワタにわだかまる情念を示すものだからだ。そこに市場の都合が介入する余地は薄い。故に当たるかどうかはバクチめいた代物になりうる。

結果として、躍進したクリエイターは、市場の需要にたまたまマッチした存在、となりがちである。もちろん一定の実力は求められるので、そこは間違ってはならない。実力があり、需給がマッチした人から伸びていくのだ。

PMFを踏まえて、クリエイターはどう戦おうか

ここはNoteなので、Noteを例に出して話そう。

Noteは総合創作プラットフォームだ。だが、実体としては2020年当初の現時点では、その需要実体にはかなり偏りがある。現状で強いのは、エッセイ、日記、育児、料理、ノウハウ辺りと見ている。

これは、Noteの現況流入が、既婚女性の奥様方であるが故だと考えられる。他SNSでバズりやすいエッセイや料理、育児の悩みが、奥様方に刺さった結果、その層が厚くなったのだ。

反して、小説が弱い理由は明確だ。すでに「小説家になろう」とか、「カクヨム」といった強力かつ、WEB小説として明瞭なお題目を掲げているサイトが既にあるからである。既存の読者層はまずそっちに行く上、端的に言って、現時点でNoteを活用しているユーザーは、そもそも小説を読む習慣が薄いと考えられる。

だが、それは現時点での話である。
マーケットは変化するものだし、Note内に限定する必要もない。現時点でのNote内の需要だけを判断材料にして、創作を打ち切ったりするのはナンセンスだ。最悪自分が楽しめてれば創作を続けるには十分なのだから。

現時点だと、現行のNoteユーザーは確かに、小説を積極的に読む層ではないかもしれない。だが、それはアプローチ次第では、自作品に手を出してくれうるブルーオーシャンでもある。そして、読んだ人の内的世界に変化をもたらすのが文章なのだから、需要が無いだけで諦めてしまうのももったいない。

戦略としては、まずはPMFを満たすコンテンツを供給。そしてページ内に自分がメインとしたいコンテンツを常に宣伝していく。この二段構えが重要になってくるだろう。需要を満たすコンテンツを出しつつ、新規開拓を自力で行っていくのだ。

もっとも、コナン・ドイルの例もあり、PMFに全力で逆らってもあんまり成果に結びつかなかったりする。ビジネス化したい人はちょっとばかし注意が必要な点だ。

戦場へ

PMF概念を念頭に入れることで、また新たな視点が構築出来るはずだ。
そこを踏まえて、自分の表現したい内容だけでやっていくか、市場需要を攻略しつつ、メインコンテンツを押し出していくかは個々人の好みだろう。

今回はここまでだ。またな。

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