見出し画像

マン・ハンティング・ウィズ・ポスト・アポカリプス

 凶悪な形状のナイフを指めいて並べた機械腕がプロキオン社のメカホースにまたがった機械化モヒカンをなますめいて平肉に分断した。冗談めいて血をまき散らしながら荒野の乾いた大地にバラ肉になった機械化モヒカンが転がる。

「今バラしたヤツは日収100万、そっちのアンタは120万、奥のオマエは150万。人間狩り担当のヨタモンならも少しもらっててもいいんじゃない?ま、いいけど」

 恐るべき機械腕を振るったのは酷薄な表情を張り付け唇の端を吊り上げて笑う青年……彼が駆る外骨格式パワードスーツに増設されている腕の一つだ。それが2対合計4本。

 豚肉での試斬のような手軽さで野良モヒカンを惨殺した青年を腰が抜けて荒野に尻もち着いた少女が凝視した。人間が最上の貴重品である時代にこうもたやすく惨殺するなど。最初にバラされた機械化モヒカンの仲間が叫ぶ。

「テメェは……日収1億!ブラッディ・ジャンカーか!?」
「オゥ、イエース」

【続く】

弊アカウントゥーの投稿はほぼ毎日朝7時更新!
主にロボットが出てきて戦うとかニンジャとかボンズとかサムライとか
ゲームミュージックの紹介エントリィを提供しているぞ!

#逆噴射プラクティス #小説 #逆噴射小説大賞レギュレーション #プラクティスエブリデイ #人が死ぬ #ポストアポカリプス #人材枯渇 #人が死ねば人材価値があがる

ドネートは基本おれのせいかつに使われる。 生計以上のドネートはほかのパルプ・スリンガーにドネートされたり恵まれぬ人々に寄付したりする、つもりだ。 amazonのドネートまどぐちはこちらから。 https://bit.ly/2ULpdyL