18/9/14＊そんな格言、聞き飽きた

●アウトプットの一環として、日々のちょっとした発見を記すシリーズものです。

19／失敗ばかりの私に乾杯、言いたいことは「もっと失敗しなよ」

私は第一志望を勝ち取ったことがない。

高校も大学も、手が届くか分からないくらい高いところを目指して努力して、あと一息のところで掴み損ねた。

母校に失礼とわかりながら言わせていただくと、"二番手"に通いながら、その中ではトップの成績をキープした。悔しさからの努力だ。

ぶっちゃけ私の受験人生は大失敗。
成功して嬉しくてたまらない人は正直キラキラすぎて眩しい。

「失敗を恐れるな」みたいな格言を聞きすぎて耳にタコができた。ココロに響かない。

大人は「失敗しろよ」という。分かってるよ、そんなことを言いたいけど本当はその意味がわからない。
大人は「試験本番でシクらないために、普段いっぱい失敗しろ」っていう。狙って失敗することがいかに難しいか知ってるの？って思っちゃう。

自分に不利になりうる状況で、4大大会シングルを勝ち取った大坂なおみ選手に感動した。あの不穏な会場の雰囲気、彼女は経験したことがない、つまり成功も失敗もしたことがない状況で自分をコントロールして実力を出し切った。

あれは、本当の意味で実力なんだろうなと感じた。

勝負所、初めての状況で冷静に実力を出し切れるなんて。

わたしにはそんなこと出来る気がしないなぁ。そんなことできない人でも勝ちたいなら、いろんな状況を想定して訓練して、失敗してそこから学べ。

ああ、結局のところ失敗から学べることは多くて、それを大人たちは知っているから伝えようとしているんだ。
「失敗しろ」の本当の意味をちょっとだけ理解した気がした。
大人たちは私に伝えてくれていたのになぁ。

でも当の本人はそんな言葉、聞き飽きてるんだよ。響かないんだ。
今の私が浪人の頃の自分に言ったって、きっと響かない。ありきたりの言葉すぎて。もったいない。

いっぱい失敗してきたね、乾杯。
そこからいっぱい学んだよね、乾杯。
ストレスたまると拒食症になるって知ったよね、乾杯。
学んだこと活かせたよね、乾杯。
でももっともっと失敗していいらしいよ、乾杯。
失敗するコツは、いろんなことを一旦捨ててみることだよ、乾杯。
失敗したら、学べばいいんだよ、乾杯。
おんなじ失敗をしないように学べばいいんだよ、乾杯。
うん、そんなことも聞き飽きたよね、ごめんね。

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