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ヒ素について(2022.9.8)

 今回は、ヒ素について解説していきたいと思います。

ヒ素とは

 ヒ素とは、自然界に広く存在する元素で、金属と非金属の両方を併せ持った半金属と呼ばれる物質です。
 医薬品や農薬、木材の防腐剤などに使われることがあります。
 海外では水道水などにも含まれていますが、日本の水道水にはほとんど含まれていないことが明らかになっています。

体への影響

・がん

 慢性的にヒ素を摂取すると、皮膚組織の変化、がん化(膀胱がん、皮膚がん、肺がん)に繋がります。

・子供のIQ低下

 体内のヒ素の量が多い子供ほどIQが低くなります。
 また、自閉症ADHDとの相関も見られます。

ヒ素が含まれる食べ物

 特にヒ素を多く含む食品に、

・ひじき
・玄米


 があります。
 対策としては、

・ひじき
水で戻した後に茹で、戻すのに使った水や茹でた時のお湯を使わずに調理した場合は、最大で9割のヒ素を取り除くことができます。

・玄米
 玄米のヒ素は、糠の部分に多く含まれているので、精米して白米にして食べるか、しっかり研いで糠を落とすことでヒ素を減らすことができます。

 しかし、いずれも栄養価の高い食品になるので、米を玄米に置き換えて毎日食べるといったことをしなければ、過度に心配することなく米やひじきを含めた多様な食品を摂ることが健康につながると思います。

対処法

 ヒ素の摂り過ぎが体に良くないことはわかりむしたが、摂ってしまったヒ素をどうしたらいいのか、摂らないようにするにはどうするかを紹介します。

・サウナに入る

 ヒ素は大量の汗によってある程度排出されるというデータがあるので、サウナでたくさん汗をかくのは有効な手段の一つです。

・ヒ素の含有量が多い食品を避ける

 先にも紹介した食品を食べすぎないように気をつける事が重要です。

まとめ

 あまり聞き馴染みのないヒ素ですが、ひじきと玄米にさえ気をつけておけば問題ないと思われます。
 毎日玄米とひじきを食べるような食生活の方がいたら、冷やした白米にするとかひじきをわかめにするとかしてみると良いと思います。

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