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Give & Givenの関係

Give&Takeという言葉がある。この言葉、「等価交換」感がものっそい強い。与えたら、その分を貰う。ビジネスライクだ。
似ているが、異なるニュアンスの好きな言葉がある。『Give&Given』だ。

セキュリティの現場で教わったこと

昔、勤めていた会社で重大なセキュリティインシデントが発生した。外部からの攻撃。
この時、所謂セキュリティの専門家の皆様にもどうやれば防げたかといったことをヒアリングさせていいただいた際、一番驚いたのは「どうやれば、最新のセキュリティ情報を手に入れられる?」の問いに「有力者のTwitterやFacebookを、フォローすれば何かと情報発信があるよ」という回答だった

SNSを有効に

SIerは答えを持っていない

いまならば、わりかし当たり前やけど、その当時、SNSによるビジネスの情報収集はそこまでメジャーではなかった。
セキュリティに対するソリューションも大手SIerに聞けば解を得られるんだと思ってたけども。現実は違っていた。
大手のところも帰ってくる答えは点であり、全体を包含する答えはない。もしくは全てを包含するとんでもない金額の無謀な提案。あぁ、この人たちは答え持ってないんだ…と当時確信したもんだ

ヒントを持つ人

セキュリティにしろ、システムにしろ、マーケティングにしろ会社が100個あれば100通りの悩みや問題とそれに対する回答がある。どの会社同じなんてことは絶対にない。
なので、自分の問嫌悩みに、答えを持つ人はいない。

ただし、「ヒントを持つ人」ならばいるかもしれない。
それが同じ立場の所謂ユーザ企業だ。
みんな同じように苦しみ単純な答えがない中で手を打ってきている人たちなのだ。
またマーケティング分野のソリューションは、スタートアップ企業、海外発の企業が頑張っていることもあり、大手SIerも、大手広告代理店もその全てをまだ理解できていない。彼らも答えを同じ様にさがしてるわけで、大手がスタートアップ全てと繋がってるわけではない。
そんななか、同じユーザ企業の人たちならば何かしらで始めてみた、耳にしたとことあるよといったヒントを持ってることがあるわけだ。

やってる人を探せ

Give&Givenの関係

元のお話に戻ると。ユーザ企業にヒントがあったとして、なんのつてもなくお話が聞けるわけではない。
ただし。自分が、普段からなしかしらの情報を発信し、周囲にためになる人と思われているのであれば。
情報は自ずと集まってくるし、ヒントを周りに聞きやすい状態となる。
Give&Givenな関係を作っておく必要があるってのが肝要だ。
与える人には自然と情報が集まってくる。発信している人は信用される。これは確かに真理だなと。

「等価交換だ!俺の人生半分やるからお前の人生半分くれ」に対して「ほんとバカね、半分どころか全部あげるわよ」と返せる人は。それで自分の全部がなくなるわけではなく、お互い100を110にでも、200にも高めていけるということがわかってる人だろう。
自分でやってる人ほど、他人に与えることにも余計なためらいはない。

そんなわけでおいらもGive&Givenの関係を作っていきたいと意識してるわけなんです。

※もちろん、あなたがイノベーターになろうというのであればあんまりこの考えは役に立たないのであしからず。

錬金術の画像がなかった

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