自分サルベージ①~休職の理由探し・前編~

 休職している間、暇やし1人やしで、自分の中で脳内哲学を繰り広げてきた。それが時にはしんどくなることもあるけれど、自分の中にたまっていた澱みを掬いだす作業にもなっていたなぁと思う。
 そのサルベージ作業をしてみて、考えたこと、感じたことをせっかくなので整理していおこう。

 最初に始まった作業は、「どうしてしんどくなったのか。」ということの理由探しだった。単純には言えないことには気付いていたけれど、当初はここまで自分の生き方が影響しているとは考えていなかった。(このことについては別で整理したい。)とりあえず思いついたのはざっくり分けて、以下の6つ。

①転勤
②コロナ
③受け持った子どもたちのしんどさ
④学級崩壊の後遺症(自信のなさ、適応障害)
⑤「学校」に対する違和感(あきらめようとした、2クラスのしんどさ)
⑥社会の閉塞感
 この6つは、表面的に考えられた理由で、根本ではないことに後から気付く。だけど、僕が休職する引き金にはなっているのは間違いない。長くなりそうなので、分け分けして書こう。

①転勤
 周囲も一番理解しやすく、自分でも言い訳にしやすかった理由。もちろん言い訳でなく、本当にストレスに感じていた部分は大きい。
 転勤すると、いろいろ変わる。というより、ほとんど変わる。教職員は一新され、教室配置や物品の場所、書類、子ども、保護者、行事の方法、独自の取り組み、地域、空気感etc…。覚悟していたことではあるけれども、やはりストレスになる。その中でもしんどいなぁと感じたのは、ものすごい負担感だ。
 前年度と同学年を持つと、また1から…と思うことがあるが、僕の場合、少しずつそれまでの既存の方法を変えながら進めようとしてきていたので、ふりだしに戻った感覚がより強くなってしまった。それだけではなく、前年度一緒に学年を組んでいた先生との比較をしてしまう。特に前年度は4クラス。今年度は2クラス。この違いは大きい。新しい学校にきて、早速新しいことを始めようとするわけにもいかず、その相方の出方をうかがわなければならない。さらに、ツーカーで仕事を分担していた前年度と違い、2人で進めていかなければならないという、いちいち忖度して、探り探り進めるという徒労感をはじめに感じたのだ。本当に職員室にいるときに、めまいを覚えてしまったことを覚えている。
 決して相方の先生がダメだ、とかそういうことではない。これは、自分が相手を信用せず、臨機応変に動こうとしなかったことが原因だと思う。
 人間関係をまた1から作ることのしんどさは前回の転勤の時よりも大きかった。自分の考えややり方が、賛否あれども把握されているということのありがたみを感じた。そもそも、5月くらいの職員会議で、支援学級の在り方について少し異議を唱えてしまったことも足を引っ張っている。あれは感じが悪かったやろうなぁと。僕の印象はめちゃ悪いと思う…。

②コロナ
 今年と言えばである。でもこれはニュースやSNS上でも散々言われている教職員の負担の話…とは少しずれるかも知れない。ただ、いつもと違う状況に対して、僕も例にもれず負担に感じていた可能性はある。
 僕は正直に書くと、前年度の3月から続いていた休校措置を喜んでいた。だって、楽だから。逆に早く仕事がしたい!と思っていた人っているんかな。なので、4・5月はめちゃ気楽だった。課題作りは適当にしていたし、6月からの分散登校への対応には辟易したけど、消毒作業などは大雑把にしていたので(ごめんなさい)、対して負担には感じていなかったように思う。だから、コロナ禍で教職員の負担が倍増!みたいになる前に休職に突入してしまった僕にとって、あまり負担という感覚はなかった。
 コロナ禍の状況で感じたのは違和感。これは学校というよりも社会の捉えや動き方なので、⑥で書こう。まぁ、ざっくり言うと、僕はコロナ対策というものに疑問があるし、それに子どもを巻き込むことがとても嫌だった。なので、意味や意義を感じない作業への負担感はあったのか。

③受け持った子どもたちのしんどさ
 引継ぎで、受け持つことになる2年生は1年生の時、とっても大変だったということを聞かされた。これまたよくあること。今までもそういう引継ぎはあったが、先入観を持たずに接しよう。と思っていたが、始業式の間にいきなり支援学級在籍の子に対して数人が排除するような言葉を投げかけた。廊下を走ったり、チャイムでかえってこなかったり、抜けだして遊んでしまったりといったことはまだいいとして、何より、子ども同士の関係がもはや膠着してしまっているような感じが見受けられた。
 授業中もおしゃべりをやめない子、相手を挑発する子、言っても遊んでしまう子に厳しく注意した。時には残したり、廊下に引っ張りだしたり。ある時、引きずった結果、擦り傷を負わせてしまい、家庭に説明したが、別の日に、しゃべり続けるその子の頭を押さえ、口をけがさせてしまった。保護者から文書で説明するように要求されたが、管理職の対応のおかげで事は収まった。
 自分は何をやっているんだ…。その対応の次の週から学校に行けなくなった。そういう意味では、この出来事が僕の引き金を強く引いた。

でも、本当の理由はこれではない。残りの④~⑥も整理してから、自分の本当のサルベージを開始しよう。

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