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友人Aが解雇された話

大学時代から仲良くしていた友人が解雇されました。

大学時代から親しくしていた友人A。大学を卒業してからはお互い離れ離れになり、会ったりはできなかったものの、社会人になってからもLINEでは近況報告をし合う、そんな仲でした。

彼から何時も通り、LINEで連絡がありました。

友人A『店内でリスカした。首になった』

彼は小売業で働いているので店内ということはお客さんもいる前でということ。店内が物々しい様子になったことも想像できます。

私は『大丈夫?』

としか返信できませんでした。大丈夫なわけがありません。大丈夫ならそもそも連絡をしてこないでしょう。

私は彼に『電話しても良い?』と聞きました。

良い。ということなので、しばらく電話をしました。

以前から一人の時にはリスカを良くしていたとのこと。

リスカをすると気持ちが楽になるそうです。

とりあえず、私は話をただただ聞いていました。

その後、彼は一度実家に帰り、今はその職場でアルバイトとして働いているそうです。

今思えば、近況報告の時に"会社を辞めようかな"とよく言っていました。

彼は仕事でよくミスをしていたそうで、上司からはパワハラやモラハラを受けていたと言っています。

そうとう追い詰められていたのでしょう。もし、近況報告の段階で、会えていれば、いつもと違う顔色に気づき、会社休んだほうが良いぞ、いや、辞めたほうが良いな。と言えていたかもしれません。

解雇には通常解雇(普通解雇)と懲戒解雇があります。

彼の場合は恐らく会社の名誉を著しく傷つけたことによる懲戒解雇。

再就職が厳しくなるはずです。

仲が良い友人なだけに、なんというか、悔しくてやるせません。

けど、彼が入った会社は彼のやりたかったこと。

自分を見つめ、苦手なことは何か、好きなことは何か、その上で適性のある職場はどこか。考えて入った会社でもこうしたミスマッチは起こるのかもしれません。

私は彼に就労移行支援を勧めました。

就労移行支援とは一般企業への就職を目指す障害のある方を対象に、就職に必要な知識やスキル向上のためのサポートをおこなう支援のことです。

恐らく、精神的に参っている彼、就労移行支援ではそうした方に合った働き方を提供してくれるはずです。

少なくとも、今いやいや働いている職場よりは良いはず。

今はゆっくりしなきゃだよ。彼に伝えたいことです。

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