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ばりよかタイムズができるまで

こんにちは。

#編集の仕事 というタグがあったので、弊社で作っている「ばりよかタイムズ」について書こうかなと思います。社内のメンバーや入社を検討している方、ちょっと興味が沸いた方に、私たちが作っているものを知ってもらえたら嬉しいな、ということで書き記します。

ばりよかタイムズとは…

弊社では定額制ホームページ制作を行っておりまして、そのサービスの顧客様を対象にした「デジタル情報」紙です。(弊社のサービスの特徴とかはHPとかサービスサイトに記載されているので、そちらをご覧ください)
ここ数年急加速でデジタル化が進んでいますが、その一方でデジタルデバイド(情報格差)も発生しています。

そんな知らなかったことで起こる不利益を少しでも無くし、利用者さまのビジネスや私生活でお役に立てればという思いで、発足しました。

最初はメルマガで発信していくという案もあったのですが、デジタルツールを苦手とする人がいるならばと紙面の方が読みやすいのではないかと、あえて紙面(A3/カラー両面)という形を採用しています。

どんな内容を発信しているのか

2021年の1月から毎月発行していて、10月で22回目を迎える、ばりよかタイムズ。
過去にはZoomなどのツール系、インスタグラムなどのSNS系、wantedlyなどのプラットフォーム系、サブスク紹介やふるさと納税などについても紹介したことがあります。

デジタル情報紙といえど、難しいことはあまり書きません。
あくまでデジタル化を支援することが目的で、読むことをきっかけに挑戦していただく、それが実生活・私生活で役立てていただくことが大事なことだと考えています。
そのため、実際にディレクターがお客様と接するなかで挙がった質問や最近の流行などをベースに毎月お題を決定しています。

メンバー構成

そもそもばりよかタイムズはとある社内企画の中のひとつのコンテンツ。
実はもうひとつ、デジタル情報をYoutubeで発信するチームもあるのです。
私がメインで動いているばりよかタイムズの編集部メンバーは、ライターの私と、コーポレートの松尾さん、デザイナーの簗瀬ちゃんを中心に構成されています。松尾さんはコーポレート職でありながら、職種を超えて文章や企画構成を考えてくれているという敏腕ぷりです。

紙面がお客様の手元に届くまで

大まかにいうとばりよかタイムズは下記の工程で毎月作成しています。

①企画
②構成作成
③ワイヤーフレーム作成
④デザイン作成
⑤修正
⑥入稿
⑦送付・配信作業

各々が本業の傍らに通常の業務とは別軸で制作業務を行なっているのですが、めちゃくちゃ手間暇かけているんです。
これだけは本当に声を大にして言いたい。笑
毎月頑張っています、と。

では、各セクションをどのように進めているのか、少しだけ掘り下げてみようと思います。

①企画

こちらは毎月に一度youtubeメンバー(茂木君、藤永くん、坂本さん)と一緒に行っている会議です。紙面とyoutubeの内容をリンクさせることもあるので、どの題材を取り上げるか、大まかな流れをすり合わせしています。

②構成作成

ワイヤーフレームを作る前にどのような流れで、紙面を進行させていくか大まかな枠組みを決定しています。ここで全体の流れがちゃんとイメージできていないと、ワイヤーを作成したときに伝える順序がおかしくなったりするのです。建築で言うと、基礎工事にあたる部分だと思っています。

③ワイヤーフレーム作成

松尾さんと鶴田で構成案をもとに落とし込みたい情報をテキストとして埋めていきます。調べ物が膨大になるので、知らなかった分野もワイヤーを作成するうちに詳しくなれるのでありがたいです。
ワイヤーでは文字情報を落とし込むだけではありません。
ラフやイラストを用いて表現したい場所などもイメージしながら作成します。デザイナーが入るといえど、ディレクションする側にもある程度の完成図をこの段階でイメージしてく必要があります。各々が作成したワイヤーデータをまとめて、確認と情報調整をした上で、デザイナーへとバトンパスします。

④デザイン作成

ワイヤーフレームをもとに、配色、レイアウト、フォントなどをデザインよりみやすく、紙面に適した形へとデザインしていただきます。初めてばりよかタイムズを作った時は「ワイヤーフレームの段階でもお客様に渡してもいいんじゃないの?」と調子に乗っていましたが、出来上がったデザインを見て、自分をぶん殴りたくなりました。
やっぱりデザイナーによってデザインされることで、めっちゃくちゃ読みやすいんです!!!

いくら価値のある情報を提供していても、ぱっと見たときの印象が整っていなければ読む気が失せるんですよね。しかもばりよかタイムズでターゲットにしている読書層の方々は、デジタルコンテンツ自体に苦手意識を持たれているのだから、読みにくい情報なんて尚のこと。

だから、視覚的な印象って本当に大事で。デザイナーさんはそういう視覚的な印象で人の心を惹きつけるプロだから、芸が細かいし、全体のバランスを見てデザインをしくれます。いつもありがとう、簗瀬ちゃん。

ここで後輩自慢が入りますが、我がチームの簗瀬は紙面作成経験0なんですよ。教えてくれる人がいない中で、自分で勉強して今の状態まで持ってきてくれました。すごくないですか?

⑤修正

1回目のデザイン(初稿)があがると、修正作業を始めます。
出来上がった紙面を何度も見て、違和感があるところはガンガン修正します。昔勤めていた会社で違和感を大事にすることを教えていただきました。なので、「違和感がちょっとでもあれば修正」と割り切って、文章もデザインもガンガン変えます。実際のところ、修正をして後悔したことはほとんどないので、ブラッシュアップする過程って大事だなとつくづく思います。
修正で毎度思うのですが、誤字脱字っていくら画面でチェックしても、紙面でみるとぼろぼろ出てくるのはなんでなのでしょうか・・・。あと、制作に関わっていない人が第三者目線で読むこともすごく大事だなぁと・・・。

⑥入稿

そんなこんなで修正を繰り返して完成したデータを入稿し、発送予定日までの作業を逆算した日までに届けてもらいます。弊社では入稿に関しては、プリントパックを愛用しています。オプションで折り加工をつけることができちゃうので、非常に便利です。

⑦送付・配信作業

お客様のもとへ届けるべく、封入作業を毎月メンバーで行っています。封筒で送付しているので、送付状も用意して折り折り。たまにディレクターもお手伝いしてくれるので、とても助かっています。
この作業で月末の訪れを実感していて、いつの間にか月を跨いでいたなんてことはおかげ様でほとんどありません。
ばりよかタイムズは送付だけでなく、メールやLINEでも配信しているので、送付時のメルマガ文章も考えています。

メルマガ・郵送作業が終われば、1回分のばりよかタイムズの全工程完了!
ちなみに出来上がった紙面はこんな感じです↓


第21回の裏面です

関わる方々に感謝を!

こんな感じでばりよかタイムズは毎月作られています。
紙面と関わったことがある人間がいないので、本来あるべき工程がないかもしれませんが、弊社仕様ということで、何卒ご容赦ください。笑

毎月遅延することなく発行できているのは、一緒に作ってくれているメンバーのおかげです。本当にありがとうございます。毎月おつかれさまです!

ちなみに今月発行する第22回は、普段はYouTubeをメインに作成しているディレクターが中心となって作成いただきました。ディレクターの皆さんもおつかれさまでした!そして、ありがとうございます!!今月も無事に発行できます。

もちろん、感想を伝えてくださるみなさまにも感謝しかありません。
読者の方々のお役に立てているのであれば、制作としての冥利につきます。

最後に

#編集のお仕事  ということで、ばりよかタイムズができるまででした。
こういう紙面を作るにあたり、企画から制作まで携われるのは、なかなかできない経験だと思っています。
個人的に気をつけていきたいと思うのが、「発行する」ことが目的とならないこと。「誰」のために、「何」を伝えたくて、「紙面」で作るのか。当たり前のようで、気を抜けば見失いそうなこの軸を、大切にしていきたいと思います。

お客様のお役に立ちたいという気持ちで制作している、ばりよかタイムズ。
数字で表現しにくく、表面化しにくいことだから、メンバーの努力やこの制作過程も知って欲しい。そんな思いでこのnoteを残しました。

最後に改めて、関わるメンバーに感謝を伝えたいです。
いつも本当にありがとうございます!これからも何卒!

では!


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