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(8日目) プレゼント論争 #Xmasアドカレnote2019

リュウソウ剣とやらを、待ち望んでいるらしい。

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4歳息子の話である。

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ある程度の年齢になると、戦隊物にすすむ子とそうでない子に別れるっていう話は、男児母の先輩方から聞いとったで?
そんで、戦隊物にすすまない子たちが好きなのはだいたい乗り物関係(プラレール・トミカ)とか生き物関係(昆虫・恐竜)やって聞いとったからさ?
うちの息子、そのへん全部ど真ん中で通ってきてたからさ?
しかもテレビで見せたことなかったからさ?
ここでまさかの…ぐぬぅ。

テレビはおろか、スマホもない、画像の見られへんあの空間のいったいどこで、その魅力に取り憑かれたというんやろうか…。
保育所という社交場の潜在能力、図り知れぬ…。

子どもが好きなもの、やりたいこと、欲しいもの、そういうのはできる限りで全力応援したいし、環境を整えたいと思っている。
きっとそういうところから、何かしらの芽が出るのかもしれないなあ、なんて微笑ましくもある。

うちの息子は、もう時期的にあんまり釣れないという前情報のある11月の池で、ザリガニを待って2時間とか粘る男だ。
気がついたら文字の読めない図鑑を広げて、サメの名前を次から次へと当てていく男だ。
そういうなにかにのめりこめるところ、研究熱心な面がのびのび育てば最高じゃんと思っている。

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だからさ、きっとそれを手にした日には来る日も来る日も舐め回すように遊ぶとは思うんや。

ただやな、リュウソウ剣が我が家にやってきたとしたらどうなると思う?

わたしには見えるよ…
剣を振り回して何かがパリンと割れて、怒り狂う夫の姿が…
剣を無邪気に触っていたら、息子にむんずと取り上げられて押し倒されて、ピーすか泣いている娘の姿が…
スネちゃまをぶん殴られて、床にうずくまる自分の姿が…
そして剣を抱えて寝て、夜中の寝返りで痛いって泣き出す息子の姿が…

ぶるぶるぶるぶる。カオス of カオス。

 ☆

「うちは仏教徒やから、キリストさんのお誕生日は関係ない」システムを仏頂面で導入すればいいのでは?と、未だにクリスマスムードゼロの我が家を見て、頭の端をかすめる。

けれどもいかんせん今日びの保育所というのはちゃんとしとる。
ハロウィンの日にはトリックオアトリートさせてくれてお菓子貰えるし、クリスマスの日にはサンタさんからプレゼントが配布されてケーキも食べられる。
保育所、ちゃんとインターナショナル仕様に照準を合わせてきておる。

だからしっかりと子どもたちの脳裏にも、クリスマスというイベントは刻まれている。
きっとクリスマス後の登所日には、「サンタさんからなにか貰った?」って先生たちから訊かれたりするんやろうなぁあああ!
夫はのんきに「男児の通る道やからなあ。ウンウン。」なんて言うとるしぃいいい!!
これはもう「リュウソウ剣、リュウソウ剣以外のプレゼントに清き一票を」って選挙活動するしかないのでは!??

サンタクロースという、直接交渉を許されない存在の弊害がここに。
次の日の朝をわくわくして待っていたのに、望んだプレゼントが届けられなかった舞台裏が、こんな様相やったとは。

 ★

ちなみに書いてて気付いてひやっとしたんやけど、プレゼント選びのダークホースがあった。

1歳娘、なにあげたらええん。

息子の目もあるから誤魔化せへんし、欲しいものは分からへんし、来月にお誕生日も控えとるし、え、この最適解だれか教えて。



      ☆ ★ ☆ ★ ☆

こちらのnote企画に参加しています。クリスマスに纏わる、いろんなエピソードが読めるよ!

個人的には、昨日のちよこさんの小説に後日談がくるのか、密かにわくわくしております。

さーて。明日のXmasアドカレ2019には…
いつもにぎやかな家族エッセイでおなじみの、令和のサザエさんの登場だよ!
楽しみだな。うふふふふふふふ。

ここまで読んでくれたあなたは神なのかな。