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#3 好きなものを、「好き」と言える自分に

いよいよ明日から本選考解禁。

もう次いつ投稿できるか分からないな…
と思ったので、今のうちに、
好きなことを書こうと思います。

今回は真面目じゃないです(当社比)
でもめっちゃ長いです。

ので適度に読み飛ばして下さい。
簡潔に書ける能力がほしい…

好きな漫画の話

中学生の頃から読んでいて、
ずっと大好きな漫画があります。

『堀さんと宮村くん』(通称・堀宮)
という作品です。

作者・HERO先生が、十数年前からずっと個人サイトで描かれている漫画です。
本編140話(完結済み)とおまけという番外編があって、おまけは現在も不定期で更新中。現在567話目。
読解アヘンというサイトで全話読めますので、よかったらぜひ。


説明下手なので引用しますが、あらすじはこんな感じ。

片桐高校に通う堀京子は、派手な外見とは裏腹に成績優秀で、家事をこなし弟の面倒も見る家庭的な高校生。
ある日、ケガをした弟・創太を見知らぬピアス男が送り届けに来た。その正体は同じクラスにいる陰気なはずの男子・宮村伊澄
彼の学校との別人ぶりに驚く反面、家での顔を見られた堀は動揺するが、人見知りする創太が懐いたことがきっかけで、宮村は頻繁に堀家を訪ねるようになる。(Wikipediaより)

上記はあくまで“きっかけ”で、
すごく大雑把に言うと、
学校には色んな人がいて、
それぞれ色んな思いや悩みを抱えてるんだよ。
色んな側面があるんだよ。
みたいなお話。(伝われ)
基本オムニバスの、高校生の日常漫画。ジャンルとしては学園もの恋愛コメディー…あたりになるのかな。

だから好き

私がなぜこの作品を好きなのかというと
普通の学園ものや恋愛ものと少し違うな
と感じる独特の雰囲気があるからです。

具体的に言うと、両想いなのはお互い分かってるけど付き合いはしない2人がいたり、同性に思いを寄せるキャラクターが普通に出てきます。
最近LGBTをテーマにした作品が注目されつつありますよね。
でもこの漫画は、取り立ててそういうものをテーマに作品を構成しているわけではありません。
堀宮では、そういうものも全て「日常」なんです。

HERO先生も「色々な友情・恋愛の形が許せる方推奨」とおっしゃっていますが、本当にこの一言に尽きるといいますか…。
世の中にある友情や恋愛の形って1つじゃないし、1つじゃなくていいし、ぐるっと360度見回してみれば、実は自分のすぐ近くにいくらでもあるものなんだよね、普段見えない(見ようとしない)だけで。みたいな。

この作品の纏うそういう雰囲気が、
私は大好きなんです。


それから、キャラクターが個性豊かなのも、好きなところです。
主観ですが多分この作品、メインキャラという概念はあってもサブキャラという概念は存在しません。

例えばヒロインの両親、主人公の中学時代の同級生、主人公の友達の兄弟……挙げたらキリがないんですが、みんなどこかしらでスポットが当てられるんです。
学校や家ではどんな様子なのかとか、過去どんなことがあったとか、今何に悩んでるとか。そしてそれが1話あって終わりでもなく、度々描かれるっていう。

まあ、それだけ登場人物も多いので、最初は名前覚えるの大変なんですけどね(笑)
でも現実世界だったら、名前ない人なんていないし、みんな自分の人生の主人公だし、みんな誰かの人生のサブキャラじゃないですか。
学生時代クラスメイト40人の名前が覚えられたなら、漫画でだって覚ようと思えば覚えられるというか。
堀宮読んでるとそんな気がしてくるんですよね。不思議。

リメイク版の話

さて、私の『堀宮』愛が伝わったところで(?)、リメイク版の話を少々。

実は現在、『月刊Gファンタジー』(SQUARE ENIX)という雑誌でリメイク版が連載されています。こっちの方が知ってる人多いのかな?

タイトルは『ホリミヤ』
こちらは萩原ダイスケ先生が作画を担当していらっしゃいます。

内容は堀宮とほとんど同じで、時々HERO先生書き下ろしの話が入る、という形です。
『ホリミヤ』だけでももちろん楽しめますが、原作を読んで、プラスαでリメイクを読むとよりいっそう楽しめると思います!(※個人の意見です)
当然ですが絵柄が違うので、原作と雰囲気が全然違います。身振り手振りや画面の動きも大きいです。
はっきり言って面白い。おすすめ。

「好き」と言えない

長々と書いてきましたが、
ぶっちゃけここまでが前置きであり本題です。

いや意味分からんよ……という方は意味分からないままで、あの、全然大丈夫です。何も支障ありません。私も意味分からんなと思ってるので……


種明かしをすると、
『ホリミヤ』99話を読んで
このnoteを書きたいと思った

という話。

ネタバレになるのであまり詳しくは書けないですが、99話(HERO先生の書き下ろし)はこんな内容です。

堀が、友達カップルが可愛いストラップをおそろいで付けてるのを見て、「おそろいいいな…自分も宮村と付けたい…」と思うんですね。
なんですが、まあ色々あってその意図が相手に伝わらなくて。
で、堀はこう考えてしまうんです。
高3であのストラップは可愛すぎるかな…子供っぽいかな…
あの子が付けてたら普通だけど、やっぱり私が…まして男の宮村が付けたら変かも…

こういうこと、皆さんも経験ありませんか?

例えば
高校生なのにガチャピンの筆箱を使ってるなんて…
大学生にもなって漫画を読むなんて…
成人したのにまだすみっコぐらしが好きだなんて…
こんな“私”が花柄のスカートを履くなんて…
とか。これは全部私の話ですけど。

性別、年齢、自分のイメージ
――そういうものを気にしてしまって、子供っぽい自分を恥ずかしく思ったり、自分が本当に好きなものを「好き」と言えなかったり

私はそんな場面が結構ありました。ましたというか今でもあります。
周りの目や感情を気にしすぎてるだけだし、言うほど自分のこと見てる人がいないのも分かってるんですけど、気にしないことも出来なくて。

だから、はしゃぎすぎちゃった…可愛いものなんて私っぽくないのに…と思う気持ちが、私はめちゃくちゃ分かる。分かるよ堀……

好きなものを「好き」と言えるように

「私っぽくない」
これってある意味呪いです。
つい自分でかけてしまう呪い。

でも周りから見て本当にそうかというと、実はそうでもなかったりします。

高校生なのにガチャピンの筆箱を使っていたけど、先生は「その筆箱可愛いね」と言ってくれました。
漫画を読んでる大学生なんて、私以外にいくらでもいました。
成人したのにまだすみっコぐらしが好きだけど、1コ下の後輩もすみっコが好きでした。
花柄のスカートを履いて行ったら、「珍しいね、似合ってるよ」と褒めてくれました。


なんだ、意外とそんなものか。

そうです、意外とそんなものです。

自分が思うより、案外人は他人の「好き」に寛容だったりします。

考えてみれば私だって、誰が何を好きでもいいと思ってる。
例えそれが私の嫌いなものだって、変だと思ってるものだって、気持ち悪いと思ってるものだって、その人が魅力を感じているならそれでいい。
たまたま私がそういう感性を持っていなかっただけ。
その人には、私にはない素敵な感性がある。

だったら私も、
好きなものを「好き」と言いたい。

好きなものを「好き」と言える自分になりたい。


――――で、冒頭に至る。


え、終わり?
てか長いわ。

文章書くの下手すぎますね。
書けば書くほどひどくなってる気がします。ごめんなさい。
あっ、オチはないです…ごめんなさい……


まあそんなわけで(?)、
好きなものを
「好き」と言ってみました。

今回は本当に中身のない話なので、
独り言くらいに思っておいて下さい。



最後までお読みいただきありがとうございます。心から感謝を。


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