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企業の目的はただ一つ。○○である。【マネジメント】

企業の目的…というと
お金、利益だろう…と
直感的には思いがちですが

『企業の目的は
「利益」であってはならない』

という話を、前回してきました。

もちろん、利益が不要という話ではなくて

利益は企業が社会に存続していくための
条件の一つであり
また、経営のためのコストとして必要
です。

ただ、それが「目的」ではない

という話でした。 

では、「企業の目的」とは
なんなのでしょうか?


顧客を創造すること

企業の目的はただ一つで
顧客を創造することだ

と、ドラッカーは言います。

顧客の創造…なんて言われると
わかるような、イマイチぴんとこないような…
と、いう感じがしてしまいますね。

もう少し説明すると…

顧客の創造とは、お客に求められているものを創造すること。すなわち、お客の潜在意識のなかには需要があるのにまだ商品やサービスとして形になっていないものを提供すること──を意味します。

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (p.52). NHK出版. Kindle 版.

お客に求められているものを創造する

これはつまり
「今の時点では求めていない」けど
「本当は需要があるもの」を創る

ということです。

ニーズが出てくるものを
創り続けるのが企業だ

ということですね。


そうなると、ただ単に
「今まで通りモノを作り続ける」のは
目的とは言えない

ということになります。

未来を考えて
仕事をし続けるのが必須である

とも言えるでしょう。


先日、未来創造の方法…なんて
話もしましたが

未来を考えることが求められていたのは
今だから…というわけではなくて

ドラッカーがマネジメントを書いた
半世紀前も同じだった
ということなんですね。

改めて、
「私は未来とか考えるの苦手だから…」
なんて、言ってられないなぁ…と
強く感じました。


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