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幸福へ至る道 「感情を理解する」方法

スピノザが語った結論

幸福に至る第一歩は
感情を妥当に認識する 
ということでした。

これを実践する方法として
スピノザはイメトレ
挙げていました。

ただ、実践しようと思うと
もう少しガイドが欲しいところです。

…で、実は『仏教』の教えの中に
この「感情を妥当に認識する」の
やり方がある
ということなので
今日はそれを紹介します。

とりあげるのは、こちらの本です。

中田さんのYou Tube大学
マコなり社長のYou Tubeでも
紹介されていたので
知っている方も居ると思います。

この本の趣旨=ブッダの教えは

悩みを無くしたければ
感情に「反応」するな
ただ「理解」しろ

一言でまとめると、コレです。

感情を「理解」すると
悩みが無くなる。

これは
感情を妥当に認識すると
幸福になる
と言っていた
スピノザの教えと似ています。

どちらもカギは
『感情の理解』です。

では、具体的には
どうしたらいいのでしょうか?

心の状態を見る方法として
今日は2つ紹介します。

①言葉で確認する。
②感覚を意識する。

①言葉で確認する

とても単純な方法です。
例えば、今、緊張してるな…と
思ったら、そのときに

「わたしは緊張している」
と言葉にして確認
する。

特に「目をつむって」確認すると
心が落ち着きます。

これは「ラベリング」と呼ばれ
「名前」をつけてしまうことで
客観的に理解する
手法です。

これを日常からやっていくことで
感情に「反応」して流されず
落ち着いていられるようになります。

②感覚を意識する

これも具体的な方法が
紹介されています。

まず、目を閉じて、
自分の手を見つめてください。
暗闇のなかに「手の感覚」が
ありますね。
その手を見つめながら
上に挙げてください。
「動く感覚」があります。
このとき、「手の感覚がある」
「手の感覚が動いている」と
意識します。
手を肩のあたりまで挙げて、
元の場所まで下ろします。
その間、目をつむったまま、
手の感覚を見つめます。

これが一例です。

この「感覚を見つめる」心がけが
できると「よく感じ取る」ことが
できるようになっていきます。

この2つの方法

・起こった感情を言葉にして
=ラベリングしてよく見ること

・身体の感覚を意識すること

これらによって、
感情を理解できるようになり
無駄な反応を止めることが
出来るようになる
のです。







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